神奈川県の丹沢大山国立公園にある鍋割山(なべわりやま)は、都内からも日帰り登山を楽しめるアクセスの良さで人気の山です。最近は、山頂の鍋割山荘で食べることができる鍋焼きうどんも注目されています!大人気のグルメ登山に出かけましょう。
鍋割山の基本情報
鍋割山は丹沢大山国立公園に含まれ、神奈川県の秦野市、松田市、山北町にまたがります。標高1,273mですが、登山口の最寄りの大倉バス停は297mで、標高差は約1,000mあります。ハイキングというよりは本格的な登山になりますので、基本的な登山装備をして向かいましょう。
大倉登山口からの日帰りコース
今回は、大倉バス停から二俣経由で鍋割山へ登り、金冷シを経由して大倉バス停へ降りるルートをご紹介します。歩行時間はおよそ登り4時間10分、下り3時間15分ほど。普段山登りをしない人は、休憩を含めて8時間から9時間ほどを見越し、余裕を持って計画を立てましょう。
大倉バス停
バス停にはトイレや登山届の提出ポストなどがあります。登山中は途中にトイレがないので、ここでトイレに行っておきましょう。
登山届も必ず出してくださいね。
バス停の前で準備体操などをしてる人もいます。場所が開けているのでちょうどいいですよ。登山中にケガをしないように、特に普段運動不足の人はストレッチなど十分してから出発することをお勧めします。
大倉バス停からは、鍋割山のほかに塔ノ岳にも登ることができます。今回は「鍋割山」という方向へ歩きましょう。
登山道開始!
大倉バス停から登山口まで10分ほど歩きます。標識が出ているのでわかりやすいですが、見落とさないように注意しましょう。
しばらくは民家や畑を見ながら歩きます。
そろそろ登山道が始まります。
登山道へ入ってからもしばらくは舗装された道もあります。なだらかなので、おしゃべりを楽しみにながら歩くことができます。
コースの途中には、尾関廣さんという方の銅像があります。神奈川県山岳連盟会長で丹沢の国定公園化運動などに貢献した方だそうです。近くにベンチもあるのでよい休憩ポイントですよ。
飲用水の歩荷ボランティア
途中、山頂にある鍋割山荘で使う飲用水が置かれています。体力に余裕がある人は、ボランティアで水を運んであげましょう。ただ、ここからが本格的な登山開始です。自信のない人は無理せず、歩荷さんに感謝して登りましょう!
急登が始まります!
ここから本格的な登山が始まります。川を渡り、少しずつ急勾配な箇所が出てきます。
沢沿いを歩く個所もあります。様々な景色を見ることができて、とても楽しいコースです。
急登が続くので、無理せずゆっくり一定のペースで登るとよいですよ。登山途中では素晴らしい景色に出会えます。景色が良いところでは休憩しながら、自分のペースで登りましょう。
頂上まであと少し!
高いところまで登ってくると、見える景色も変わってきます。
頂上直前は急登続きです。登山道の両側から迫ってくるような木々の間を抜けて登りっ切った先に頂上が待っています。