カウンター席の目の前で仕上げてくれる、カウンターデザートやコース料理が人気急上昇中!完成品のサーブではなく、作られる過程から丸ごと楽しめるのが魅力です。今回は、東京都内でカウンターデザートやコース料理を味わえる、パティスリー・レストランを厳選して3選ご紹介します。
1. 京橋:Toshi Yoroizuka TOKYO(京橋店)
Toshi Yoroizukaは、京橋と六本木ミッドタウンに店舗を構えるパティスリー・カフェです。これらの2店舗では、注文を受けてから旬の食材を使ってデザートを仕上げるライブデザートを楽しむことができます。
今回紹介する京橋にある「Toshi Yoroizuka TOKYO(トシ・ヨロイヅカ東京)」は、1階はカジュアルなカフェスペースとなっており、2階がカウンターデザートを提供するサロンとなっています。主に提供しているのはデザートのみのコースで、「DESSERT MENU(2,000円)」と「TOSHI SPECIALITES MENU(3,000円)」の2種類です。また、コースメニューの他に、アラカルトメニューもあります。
DESSERT MENUは、チョコレートやフルーツを使った本日の前菜をいただいた後、7種類前後あるグランドデセールから好きなものを1品選んで、目の前で作り上げてもらうという内容。栗やカシス、マンゴー、苺など、季節によって異なるデセール(デザート)となっており、過程も見て楽しめる食体験となることでしょう。
また、もう一つのTOSHI SPECIALITES MENUでは、同じく前菜をいただいた後、マンゴーや苺など季節のフルーツを使った甘くないリゾットをいただき、グランドデセールメニューから1品選ぶという内容になっています。
前菜やリゾットは、甘いだけではないフルーツやスイーツの使い方がされており、ランチとしても罪悪感なく堪能することができます。デザートだけで完結するスイーツコース、ぜひお試しください。
2. 白金高輪:Libre(リーブル)
都内屈指の閑静な住宅街・白金高輪の駅を出てすぐのところにあるのがLibre(リーブル)です。ヘッドシェフは日本人で、フランスにあるミシュラン星付きの数々のレストランで修行をした後、2018年6月にカウンターがメインのお店、リーブルをオープンしました。
オープン時の2018年には、お昼にはパティスリーとしてデザートコースを提供していましたが、2020年9月からメニューを一新し、カウンターでの季節を感じられるおまかせランチコース(5,000円)とディナーコース(10,500円/12品〜)の提供を開始しました。
リーブルがオススメな理由は、クオリティの高いお料理を、リーズナブルな料金かつライブで堪能できる点です。カウンターの向かい側では、シェフたちがプロの技を余すことなく披露しています。機敏な動きと細やかな手先の動きは、ついじっと見入ってしまうほど。お料理に合わせたオリジナルの器やカトラリーにもこだわりが見られ、一皿一皿に工夫とクリエイティビティがいっぱい詰まっています。
リーブルの名物スイーツといえば「フリュレ」。コース料理のアミューズで登場するのが、本物そっくりのトマトを模したフリュレです。外はチョコレートのような薄い膜で覆われ、中には果実の甘みや汁がぎゅっと詰まっています。かつてデザートコースを提供していた、元パティスリーレストランならではのアイディアです。
おまかせランチコースでは、アミューズ、前菜から始まり、スープやメインの魚、パテなどが提供されるフルコースとなっています。一皿一皿の盛り付けが上品なので、最後のデザートに至るまでしっかりと楽しむことができます。
パテは、ジャガイモとニンニクで作られたクリスピーなビスケットで挟まれて提供されます。ちなみにビスケットは、リーフ型のケーキの型から型取られているもの。このように、随所にパティスリーならではのアイデアが散りばめられています。
完成度の高い一品一品が目の前で調理される過程を楽しめることに加え、出来立ての状態でサーブされるので、美味しさもひとしおです。