【5】THE LADDER (SUN OR MOON)(梯子)by Ivan Navarro (2020)
2020年に登場したばかりの真新しいパブリックアートがこちら!日常的に使われる建築物に蛍光灯や鏡を取り入れるスタイルで知られるチリ出身のコンセプチュアル・アーティスト「イバン・ナヴァッロ」の作品です。
日常的で馴染みのある梯子を、敢えて建物の正面部分に持ってきた作品となっており、青色のネオンがその展示の照明として使われています。
真新しく建設されたばかりのビルに付けられたこの梯子アートは、マーケット通りから眺めることができます。暗闇に浮かび上がる梯子は真下や通り向かいなど違った角度から楽しめますよ。
【6】W.F.T. by Joseph Kosuth (2019)
シティホールに程近いビル・グラハム公会堂の側面に設置されているのが、アメリカのコンセプチュアル・アーティスト「ジョセフ・コスース」の作品。
この作品では、「語源」をテーマに言葉の家系図が描かれています。インスタレーションアートの先駆者とも言われるコスースは、常に言語と芸術の関係性を追求したアートを手掛けることでも知られています。
暗闇に浮かび上がる黄色のネオンと繋がっていく言葉の羅列は、壁一面をキャンパスにしたように非常にダイナミック。観覧する場合は、Polk通り沿いから見る方法がおすすめです。
【7】WHITE LIGHT(ホワイトライト)by Jenny Holzer (2018)
サンフランシスコの新しい観光名所としても知られるセールスフォース・トランジットセンター。ここの顔でもある中央ロビーの中心にあるアート作品が「ホワイトライト」です。
これは「言葉」を取り込んだ作品で知られるアメリカ人女性アーティスト「ジェニー・ホルツァー」によるもので、ロビー天井部分の55メートルもの黒い電光板に、白いフォントで40人もの作家の名言が表示される仕掛けが取り入れられています。
それぞれの表示時間は全く異なり、一瞬で過ぎ去るものもあれば1分ほど表示されるものや、2時間もの間観覧できるものまで実にランダム。ここは屋内にあり夜だけでなく日中も楽しめるので、夜間の外出を避けたい人にもおすすめですよ♪
【8】DAY FOR NIGHT(デイ・フォー・ナイト)by Jim Campbell (2018)
2018年に完成した高さ326メートルのセールスフォースタワーの先端部分も、アメリカで最も高い場所にあるパブリック・アートとして知られています。これはサンフランシスコ出身の現代アーティスト「ジム・キャンベル」の作品。
LEDライトを使った作品作りで知られる彼は、11,000個もの電球を使ったビデオスクリーンでタワーの先端を覆うことにより、明るい電光ディスプレイを実現。「サンフランシスコの日常的な風景」をテーマに、スクリーンには波打ち際や霧の様子、湾に浮かぶボートなどが映し出されます。
2021年の年明けには、スクリーンに次々と打ち上げられる花火が映し出されました。光による巨大なこのアート・インスタレーションは、ビル自体が街で1番高いこともあり存在感は抜群。市内にいれば、大体どこの位置からでも観覧可能です。
最後に
サンフランシスコの街を散策する際に、手軽に鑑賞できるインスタレーション・アートをご紹介しました。著名なアーティストが手掛けているにも関わらず、どれも比較的新しい作品なのが嬉しいポイント。街の風景に馴染むアート作品、存在を知っておくだけで街歩きがもっと楽しくなりそうです。
提供:トリップノート
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