家賃が安いから、とついつい通勤時間に時間とお金をかけていませんか? もちろん家庭がある人というのはなかなか住居を移しづらい現状があると思いますが、もし一人暮らしで引っ越しも視野に入れているというのなら、早めに検討してみると良いでしょう。

通勤時間、どれくらい?

すごく唐突ですが、質問します。
あなたが今住んでいる自宅から、会社までの通勤時間はどれくらいですか? 30分から1時間、と答えが多いのでしょうか。春に向けて、居住地の変更を検討されている人も多いはず。今回は、その時の居住地(場所)選びについてを考えていきましょう。

通勤時間を変えると、余裕が生まれる

社会人になると、足を運ぶことが最も多くなるのは職場です。職場から距離が遠くても、通勤に関しては、交通費の支給があるから、とついつい居住地より広さや間取り、また条件を優先してはいませんか? その際にはそっと、「通勤時間」について見直す時間も設けてほしいのです。なぜなら、通勤時間というのは、変えようのない拘束時間だからです。

例えばの話です。

今住んでいるところより、往復で1時間(60分)、運賃が500円増える場所に引っ越すとしましょう。これを平日の20日間で換算すると、1万円の金額がプラスされることになります。1ヶ月に1万円、年間12万円の出費が増えるわけです。(※ここでは祝日などの細かい計算は省くことにします)

定期だから問題ない、と感じることもあるでしょうか。だけど、行きと帰りのそれぞれ30分、往復でかかる1時間という通勤時間に増えかかってくるのは、時間と金額だけの話ではありません。

それが通勤時間にかかるストレスです。通勤ラッシュという言葉があるように、朝の8時前後の時間帯には人が集中して自宅から会社へと移動する時間帯。その時間を有意義な情報収集時間として活用している方も居るとは思いますが、それは工夫のひとつ。ぎゅうぎゅうに押し寄せる人波に、無意識にもストレスは溜まっているはずです。

帰りが遅くなってタクシーを利用することもあるでしょう。電車で帰る時間帯でも、本当は疲れて早く座りたい、と嘆きたくなった経験もあるはず。必要のない拘束時間を選ぶということは、心に抱える負担を減らすことでもあるのです。