「階層のバリアが今なお根強い」と感じている

CIOが十分な能力を発揮するうえで提携関係が必要不可欠なことが、調査結果で浮き彫りになっている。

回答にあたったCIOも、成功するための最も重要なスキルと能力として、51%が「内部の協力関係の強化」、49%が「規制当局、顧客、メディア、アナリストとの関わり合い」、38%が「団結力の強化、ビジョンの共有」と、提携関係の重要性を認めている。

しかし66%が「上層部とのコミュニケーションの欠落」を成功の障害物と見なしており、階層のバリアが今なお根強いと感じているようだ。

こうした背景から、革命に向けてスタートアップとの提携関係を築く一方で、上層部との理解を含めることが求められる。

実践的なデジタル化に関してはまだまだ手探り段階のようで、「組織全体に対応可能なソリューションを提携している」と回答したのは12%。

25%が「管理業務部門へのソリューションを現在模索中」で、23%が「戦略ソリューションを検討している」。管理業務部門へのソリューションとして、主要バンキング・プラットフォームなどの採用をあげているのは36%だ。

また45%のCIOが、顧客がデジタル化の中に「人の温もりを感じられるサービス」を求めていると認識しており、優先事項としている。

そのほかCIOの多くは仕事の効率化を図る目的で、「販売、サービスの統合」「事業プロセスの標準化」「共有データや分析の活用」などの向上を望んでいることなども、明らかになっている。

文・FinTech online編集部/ZUU online

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