南国風のエントランスが開放的な空間を演出
エレベーターを出ると、すぐにエントランスです。まるで南国のリゾートホテルのような空間で、ここが都心の真ん中であることを忘れさせてくれます。
パンフレットも日本語の他に英語、中国語、韓国語のものが用意されています。
パンフレットの隣には、スタッフさんが作成したポスターが貼りだされている「水族館ニュース」の掲示板がありました。サンシャイン水族館で働いているスタッフさんは、皆さん明るくハキハキしていて気持ちの良い人たちばかり。
こういった掲示板を見ても、楽しく仕事されていることが伝わってきますね!
まずは大海の旅で海中散歩を楽しもう
エントランスから少し歩くと、水族館内への入り口が見えてきます。
一歩足を踏み入れれば、南国の明るくゆったりとした空気感から一転し、深い海の底に潜ったかのような濃い藍色の空間が広がっていました。
第1のフロア「大海の旅」の始まりです。
最初に視界に飛び込んでくるのは「サンゴ礁の海」です。
様々な生き物が隠れ家や産卵場所にしているサンゴ礁は「海のゆりかご」とも呼ばれており、この水槽では、多様な生命が共存する神秘的な空間を目の当たりにすることができます。
サンゴは植物だと思う人が多いのですが、実はサンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間であり「刺胞動物」と呼ばれる生き物です。1つ1つの「ポリプ」という小さな個体がくっつきあって群体になったものが一般的に「サンゴ」と呼ばれています。
こちらのサンゴはサンシャイン水族館で育てられ、大きくなった個体です。サンシャイン水族館では、近年減少の一途をたどっているサンゴ礁の再生に向けた取り組みが行われています。難しいとされているサンゴ礁の飼育を進めるその技術力には脱帽するばかりです。
神秘的なサンゴの海の隣には、大迫力の展示「生命の躍動」があります。イワシの魚群がグルグルと水槽内を同じ方向に泳ぎ回っている様子は圧巻。おいしそうだと思ってしまったのは筆者だけではないはず。
その中に紛れて泳ぐコブダイを発見しました。イワシの魚群の中にコブダイを混ぜることで、魚群の動きにもアクセントがでるのだとか。なるほど、確かにいいアクセントを出しています。
さらに奥の「洞窟に咲く花」は、真正面から写真を撮ると1枚の絵に見えるように作られています。さっそく筆者も撮ってみましたが、水槽の大きさが画角にピッタリ合いました。うーん、美しい!