椎名桔平(56歳)と原田知世(53歳)の「ホルモン焼きデート」が、6月18日発売の週刊誌『FRIDAY』で報じられました。この熱愛報道にネット上では、同世代はもとより若い人たちからも「渋いカップル。素敵」などの声が多くあがり、ほぼすべてが好意的コメントです。
こんなに憧れられる熟年カップルの特徴とは? 夫婦関係に関する著書多数の亀山早苗さんに聞きました。亀山さんは、2人の若い頃の活躍を見てきた世代でもあります(以下、亀山さんの寄稿)。
“時代の寵児”だった原田知世
原田知世といえば、角川映画が華やかなりしころ、薬師丸ひろ子、渡辺典子とともに「角川三人娘」として大活躍をした女優。1982年に14歳でデビューし、映画『時をかける少女』(1983・大林宣彦監督)で一気に時代の寵児となった。
その後も『愛情物語』(1984)、『天国にいちばん近い島』(1984)など、次々に主演を務め、主題歌も歌い、その透明感ある歌声も披露した。美空ひばりしかり、吉永小百合しかり、かつては映画の主題歌はヒロインが歌うものだったのだ。
「薬師丸ひろ子か、原田知世か」、当時の若い男子の間では常に話題になっていた。その後は歌手活動も本格的に始め、現在では歌手として認識している人も多いのかもしれない。デビュー当時の原田に会ったことがあるという記者は、彼女の印象をこう話す。
「おっとりしているけどインタビューすると、にこやかながら淡々と自分の意見を話す人。知的な印象がありました」(芸能ライター)
最近では、『あなたの番です』のドラマ、映画版ともに出演、女優としても歌手としても活動を続けている。
原田のファンだった椎名桔平は“苦労人”
そんな原田のファンだったという椎名桔平。彼は1986年、21歳でデビューしたものの、20代後半までアルバイトをしながら劇団「新宿梁山泊」などで修行を積んだ苦労人である。『ヌードの夜』(1993・石井隆監督)で同性愛者役を熱演、関係者の注目を集めた。「かっこいい役者が出てきた」と話題になったものだ。『金融腐蝕列島 呪縛』(1999年)では数々の助演男優賞を総なめにして、演技派俳優としての地位を確立した。
椎名は16年の結婚生活を経て2019年に離婚、原田は8年間の結婚後、2013年に離婚している。ふたりともバツイチで、現在は独身。2018年の『連続ドラマW 不発弾~ブラックマネーを操る男~』(WOWOW)で共演したのがきっかけではと言われている。
今回、想定外の大物カップルが写真を撮られたのは、ホルモン焼き店でのデート。店を出るとき、彼女が出やすいようにと、椎名が暖簾を手で上げた「さりげない気遣い」が女性たちの胸をキュンとさせた。