和歌山県串本町にある潮岬。紀伊半島の最南端に位置し、台風中継などでもおなじみの本州最南端の地です。日本で最初に建設された洋式灯台のうちの1つにあたる潮岬灯台や、本州最南端の碑がある「望楼の芝」(=芝生広場)など、見ドコロ満載の観光スポット。今回は、そんな潮岬周辺で本州最南端の地を訪れた気分をたっぷりと満喫できる、王道観光スポットについて紹介していきます。

本州最南端の地!潮岬

本州最南端の地!和歌山・潮岬をまるごと楽しむ王道観光ツアー
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

北緯33度25分59秒、東経135度45分45秒。青森県大間町にある大間崎(=本州最北端)、岩手県宮古市にある魹ヶ崎(=本州最東端)、山口県下関市にある毘沙ノ鼻(=本州最西端)と並んで、本州最南端の地に位置する潮岬。

串本の市街地よりさらに南におよそ5km離れた場所にあり、その緯度は東京の八丈島とほぼ同じにあたります。

また気候は太平洋に面していて、すぐ沖合を暖流である黒潮が流れている為、年間の平均気温が約17℃、最も寒い冬の時期でも平均気温が約8℃と、非常に温暖です。

一方で夏場は、潮岬は地理的にも紀伊半島からさらに海に突き出た小さな半島のような場所にあたる為、猛暑日となるような極端な高温の日は珍しく、特に海洋性の気候の特徴が強く現れている土地柄でもあります。

潮岬へと到着したらまずは「望楼の芝」にある本州最南端の碑を目指そう!

そんな1年を通じて大変穏やかな気候が特徴の潮岬ですが、潮岬へと到着したらやはりまずは本州最南端に来た!ということで、「望楼の芝」にある本州最南端の碑を目指しましょう。

潮岬周辺を通る県道41号潮岬周遊線の南側には、およそ10万平方メートルにもわたる広大な芝地が広がっており、「望楼の芝」と呼ばれています。GWや夏休みなどの一部期間を除き、無料でキャンプも楽しめる「望楼の芝」ですが、こちらの芝地の一角にあるのが、本州最南端を示す石碑です。

本州最南端の地!和歌山・潮岬をまるごと楽しむ王道観光ツアー
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

芝地の真ん中には「本州最南端」と書かれた巨大な石碑がもう1つ別にあるのですが、こちらの石碑は分かり易く本州最南端を示す地図付きのもの。

芝地の中でも奥側の最も海寄りにあるこちらの石碑は、少し気を付けて探さないと思わず見落とてしまいそうな場所にありますが、ぜひとも潮岬に来たからには本州最南端の地を訪れた旅の記念として、一緒に写真を撮っていくと良いでしょう。

本州最南端の地!和歌山・潮岬をまるごと楽しむ王道観光ツアー
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

また、一般に本州最南端の地と言われている潮岬ですが、正確に言うと、本当の本州最南端の場所は岬よりさらに太平洋に突き出た「クレ崎」と呼ばれる岩礁になります。

本州最南端の碑がある「望楼の芝」からは、この「クレ崎」も眺められるので、本州最南端の碑の前でバッチリ記念撮影を済ませた後は、雄大な太平洋の景色をバックに望む「クレ崎」の絶景もあわせて楽しんで行くと面白いかと思います。