前回の通帳1冊1100円時代の銀行の選び方、使い方に続きまして、今回は、もっと得する手数料の話。少しお金が貯まった人のための高~い利息の銀行の探し方を具体例つきでお話します(この記事で紹介する金利はすべて2021年6月10日時点)。
100万円を1年預けて利息16円…大手銀行の利息はゴミレベル
「100万円あるんですけれど、定期預金の金利はどのくらい?」 「はい、年0・002%です。1年間で20円の利息がつきます。税引き前で」 「税引き前?」 「源泉税と東日本の復興特別税、合わせて20・315%分を差し引きますので、1年で16円ほどお得になります!」 「……」
いま、大手銀行・ゆうちょ銀行・主な地方銀行で、定期預金の利息を聞いたら、上のような答えが返ってくるのです。利息16円って!?
将来はマンションを買いたいので頭金積立。独立して自分で小さな会社を立ち上げる時のための準備金。いや、いざという時のために慌てないための大切な貯蓄、そう、お守りよりも困った時にずっと効く! 御守り貯蓄。
社会人も5年以上となり、丁寧に勤めて毎日を慎重に暮らしていくと、100万円単位の貯蓄ができてきます。20年以上前は、銀行などにお金を預けておくと、そこそこ利息がついて増えたものですが、今は100万円を1年預けて16円。全く増えません。絶望的!
だからといって、元本割れの可能性もある株式投資や外貨預金、投資信託などでなく、確実にお金を増やしたい。そう思ってる人は少なくないはずです。ワタクシ佐藤もそのひとり。今回は蔵出しのお得情報満載なので、じっくり読んで下さいね。
信用金庫や信用組合に高金利な定期預金がある
1%とか2%の利息はもらえなくても、0の次も0がくる金利、0・002%とか、0・01%は勘弁してほしい。せめて、0・3%とか、0の「・」の次に普通の数字がくる定期預金はないものなの?って、きっと思ってますよね。
ごめんなさい。今回は主に100万円以上のお金を預けたい人のための高金利金融機関の紹介と探し方。これから紹介するものは、全て円の定期預金です。万が一、金融機関が破綻した時には、日本の国が元本と利息を1人1金融機関1000万円まで補償してくれるものばかりです。
ネットなどを調べてみると、少しまともな金利が表示されていることがありますよね。例えば、年0・5%。もしその金利がもらえるのなら、100万円を1年間預ければ、税引き前で5000円の利息がつくことになる。税引き後でも3985円。16円よりはずーっとましです。
例えば、100万円を5年間預けるとなれば、100万円に対して手取りベースで2万円近い利息をもらえることになる。無視できないですよね、2万円って。 そして、0・の次に0でなく数字がくる定期預金は、探せばあるのです。
もう一度言います。円の定期預金なので、元本割れなし、万が一金融機関が破綻したとしても、1000万円までの元本と利息を国が補償してくれる。 探す場所は、インターネットか、非メジャーな金融機関。特に信用金庫や信用組合に高金利な定期預金があるのです。