(3)ビットコインETF
ETFは証券取引所で取引される上場投資信託(Exchange Traded Funds)の略で、株の取引と同じように売買できるメリットがある。最近、上場間近と噂されているETFが、投資対象にビットコインを含んだものである。
このビットコインETFの上場を目指しているのが、映画「ソーシャル・ネットワーク」にも登場したウィンクルボス兄弟だ。彼らはFacebookのアイディアを同社CEOのザッカーバーグ氏に盗まれたと訴訟を起こしていた。その訴訟が落ち着いたあとにベンチャーキャピタルを立ち上げ、2013年にビットコイン業界に進出したのだ。
以前からビットコインETFは運用されているが、これは購入できる投資家が限られていた。今回、同兄弟のETFが米国証券取引委員会(SEC)から認可を受ければ、公開市場で取引される世界初の商品となる。今のところ、公開価格や上場日は発表されていないが、1単元65ドルなのではないかと報じられている。
前述の2つの方法に比べれば、比較的安価にビットコイン投資ができるというメリットがある。またビットコインを直接保有するわけではないので、特有のリスクの影響を受けることが少ないというメリットもある。
ビットコイン売買への課税については、税制が追い付かず不透明なところもある。一方で、ETFの場合は通常の投資と同様に、分配金と譲渡益に対して課税される形になるだろう。今後の情報が待たれるところだ。
ビットコイン投資が始まってまだ数年。2140年まで新規発行が続くと言われており、息の長い投資資産になりそうだ。
文・ZUU online編集部/ZUU online
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