暑い夏でも涼を感じられる観光地やこの時期だけの絶景に出会える場所など、夏ならではの見どころが揃ったおすすめの国内旅行先を全国から厳選しました。夏休み、お盆休みなどの旅行にもぴったりな旅先がきっと見つかります!
1.【沖縄】宮古島
- 与那覇前浜ビーチ
夏の定番旅行先として人気の沖縄。美しいビーチでの海水浴やマリンアクティビティを楽しみたいですね。本島にもビーチはたくさんありますが、沖縄でも屈指の海の美しさで知られるのが宮古島。
2.【北海道】富良野・ラベンダー&美瑛・パッチワークの路
- 富良野・富田ファームのラベンダー畑
ラベンダーの絶景で知られる富良野。7月中旬から月末にかけて最盛期を迎えます。ラベンダーのみどころとして特に有名なのは、中富良野町にあるファーム富田。広大なラベンダー畑はもちろん、同時期に見頃を迎える花が色とりどりに咲き乱れ、自然のものとは思えないほどの色鮮やかな景色が訪れる人の目を楽しませてくれます。同じく中富良野町にある町営ラベンダー園や彩香の丘なども人気の鑑賞スポットです。
- 美瑛・パッチワークの路
富良野まで来たらあわせて訪れたいのが、お隣の美瑛町。広大な丘陵地帯の間を進む「パッチワークの路」と名付けられた道は、どこまでも広がる空と大地のパノラマの風景が楽しめる、ドライブに最適のルートです。
透き通るような青が美しい「青い池」やカラフルな花畑が楽しめる「色彩の丘」などの有名スポットもあわせてどうぞ。
3.【高知】モネの庭マルモッタン
「睡蓮」の絵で有名なフランスの画家、クロード・モネ。モネの愛した庭が、高知県北川村に再現されています。本場フランス、モネの庭の担当者から指導・監修を受けて造られ、門外不出とされた「モネの庭」の名称を贈られた、世界にたった2ヵ所だけのモネの庭です。
睡蓮は早いものでは4月末から咲き始め、5月中旬から10月末頃まで花を咲かせます。最盛期は7月下旬から9月中旬で、開花時間は10時頃〜14時頃までなのでこの時間帯に訪れましょう。
4.【京都】納涼床(川床)
京都の夏の風物詩「納涼床(川床)」。高尾、貴船、鴨川の主に3エリアで行われています。高雄では4月〜11月まで、貴船・鴨川は5月〜9月まで川床を楽しめますが、“納涼床”と言われるだけあって、やはり暑い夏にこそ体験したいもの。川面に木組みで作られた席で、自然の風に吹かれながら川のせせらぎに耳を傾け、おいしいお食事をいただく時間は格別ですよ。
5.【埼玉】川越氷川神社・縁むすび風鈴
夫婦円満・縁結びの神様として信仰を集めている川越氷川神社で、天の川に恋の願いが届くように、また夜の神社を楽しんでもらえるようにと2014年より始まった夏の催事が「縁むすび風鈴」です。縁むすび風鈴のシンボルエリアである風鈴回廊では、11色の色彩豊かな風鈴に参拝者が願いを書いた短冊が結ばれています。
夜には、川越氷川神社に残る『光る川の伝説』を基にしたライトアップも行われます。神社の境内を流れる小川に天の川をイメージした映像が投影され、星空が水面を照らす仕組みになっており、地上に降りた天の川の風情を楽しむことができます。開催期間は例年7月上旬〜9月上旬ごろです。
6.【栃木】湯西川温泉・竹の宵まつり
険しい山々に囲まれた奥鬼怒にひっそりと暮らした平家落人の民。そんな人々が暮らす湯西川温泉は、歴史の片りんを大切に守りながら人々を温かく迎え入れてきた温泉郷です。
標高750mのこの地は、暑い夏でも過ごしやすいことで人気があります。毎年7月初旬から2週間ほど、かぐや姫の世界を再現する雅なお祭り「竹の宵まつり」が開催されます。
7.【東京】小笠原諸島・父島
東京・竹芝桟橋からフェリーで南へ約1,000km。一度も陸続きになったことのない小笠原諸島は、独自の生態系を持ち、貴重な固有植物が多いため、東洋のガラパゴスとも呼ばれています。2011年6月には、ユネスコ世界自然遺産に登録されました。
山には世界的にも貴重な固有植物、海には美しい珊瑚や熱帯魚。一年中イルカが泳ぎ、クジラも子育てにやってくる…多彩な魅力が小笠原にはあります。6月〜7月はウミガメの産卵のピークにあたり、産卵の様子を見学できる「ウミガメ産卵ツアー」などが開催されるほか、グリーンペペと呼ばれる光るキノコ鑑賞も楽しめるシーズンです(グリーンペペ鑑賞は5月〜11月まで)。
8.【岐阜】郡上おどり
国の重要無形民族文化剤に指定されている、郡上おどり。江戸時代から400年以上つづく盆踊りで、毎年7月中旬から9月上旬までの間に計33夜に渡って開催される、日本で最も開催期間が長期に及ぶ盆踊りです。とくに8月13日から16日は午後8時から明け方まで夜通し踊りつづける「徹夜踊り」が行われ、大盛り上がり。この徹夜踊りは一晩に5万人もの人が訪れるのだそう。
9.【大分】龍門の滝
- 龍門の滝
滝は天然のウォータースライダーとして、滝つぼはプール代わりの水遊び場として、毎年多くの親子連れが集まる大分県の人気スポット・龍門の滝。滝の横幅は約40m、長さにして約50mものゆるやかな落差をもつ滝は、表面に水ごけが生えているため滑りやすくなっており、浮き輪やマットをお尻に敷いて滑れば、子どもでもなんなく滑れる絶好の遊び場です。
近くにはキャンプ場もあり、泊りがけで遊びにくる親子連れも多数。毎年7月の第3日曜日に滝開きが行われ、夏の間中、滝すべりが楽しめます。
10.【北海道】登別温泉
北海道の人気温泉地・登別温泉。例年6月上旬〜7月下旬の間は、毎週木・金曜の夜に「地獄の谷の鬼花火」と題したイベントを開催しており、温泉と花火の両方が楽しめます。鬼花火伝説が語り継がれる地獄谷に棲む、登別温泉の湯の守り神「湯鬼神(ゆきじん)」たちが、8mもの高さになる手筒花火を放つパフォーマンスは迫力たっぷり!パフォーマンスの後は、赤鬼や青鬼が記念撮影に応じてくれますよ。
11.【青森】田舎館村 田んぼアート
田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を組み合わせて絵を表現する田んぼアート。青森県田舎館村はその元祖として知られ、なんと7色もの稲を使い分けて、多彩な表現で絵画を作り上げています。
田舎館村の田んぼアートは2会場で、ふたつの巨大な田んぼ絵がお披露目されます。例年6月中旬には2つの田んぼアートが出そろい、10月の稲刈りの時期まで楽しめます。なかでも最もはっきりと絵柄が見える時期は7月中旬〜8月中旬。稲が伸び、より色鮮やかに絵画が浮かんできます。
12.【北海道】北竜町ひまわりの里
- 北竜町ひまわりの里
約150万本ものひまわりが咲く、国内最大規模のひまわり畑のある北竜町。例年7月下旬頃から咲き始め、8月初旬に満開を迎えます。青い空と黄色いひまわりのコントラストが見事で、まさに夏の思い出にぴったりの光景に出会えます。
- 北竜町ひまわりの花
例年7月下旬〜8月下旬にかけて「ひまわりまつり」が開催されており、期間中は「ひまわり迷路」や遊覧車「ひまわり号」に乗っての鑑賞が楽しめます。
13.【群馬】たんばらラベンダーパーク
ラベンダーといえば北海道の富良野が有名ですが、実は関東圏から気軽に行けるラベンダー畑があります。種類によって7月から9月まで楽しむことのできるラベンダーが咲く高原、たんばらラベンダーパークです。
なんと関東で最大の5万株のラベンダーが植えられており、圧巻の光景に出会えます。涼しいところに生息するイメージのあるラベンダーが群馬で見られるの?と思う方もいるかもしれませんが、このラベンダーパーク自体が実は標高1,300m以上のところにあるんです。そのため夏の暑い時期でも避暑しながらゆっくり鑑賞できます。
14.【静岡・山梨】富士山
富士山は毎年、梅雨明けと共に7月から夏山開きとなり、本格的な登山シーズンが始まります。
富士山頂に行くための基本的な登山ルートは「吉田ルート」、「須走ルート」、「御殿場ルート」、「富士宮ルート」の4つ。ルートによって登頂にかかる時間や難易度が異なります。一番人気のルートは吉田ルート、次いで富士宮ルートが登山者に人気の登頂ルートです。苦労して登った山頂から眺めるご来光は、筆舌に尽くしがたい美しさです。
15.【富山】黒部ダム
立山黒部アルペンルートの人気のスポット「黒部ダム」。延べ1,000万人の労力と7年の歳月を費やし完成した大規模ダムで、世界でもトップクラスの大きさです。
毎年6月26日~10月15日まで行われる観光放水では、毎秒10トン以上の水が放水され、想像以上の迫力に圧倒されます!ダムの真上や真横など、さまざまな角度から放水の様子を観察できます。運がよければ、放水にかかる虹を見られることも。
16.【石川】千里浜なぎさドライブウェイ
金沢市街からのアクセスも車で40分程の、石川県羽咋(はくい)市に、日本で唯一波打ち際を車で走れる砂浜、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイがあります。なんと車で走れる砂浜は世界でたった3ヶ所しかないのだとか。その一ヶ所が石川県にあるのです。
車で走れるだけではなく、潮干狩り、海水浴もできる千里浜。フォトジェニックな写真を撮りたいのであれば、オススメは遊ぶ人たちも少なくなった夕暮れ時です。太陽が地平線に沈み行く時は、刻々と空や海の色合いが変わり、ロマンチック。どこを切り取っても絵になります。