1日目は雨晴海岸にのとじま水族館、2日目は見附島や白米千枚田、3日目は輪島の朝市に千里浜なぎさドライブウェイなどを巡る能登半島2泊3日の旅行プランをご紹介!能登の人気観光名所をもれなく訪れる、おすすめモデルコースです。
1日目午前:まずは「雨晴海岸」から雄大な立山連峰を眺めよう
1日目の午前中に能登半島まで移動してきたら、まずは富山県側の「雨晴海岸」を目指してみましょう。雨晴海岸は白い砂浜と松林が続く景勝地。特に海越しに見える立山連峰の山々は、四季折々で美しく雄大な姿を見せてくれます。
海越しに標高3,000m級の高峰を眺望できるのは世界で3か所だけといわれてきましたが、近年では実際に対岸に3,000m級の山が見えるのは雨晴海岸のみともいわれており、世界でここでしか見ることができない景色といえます。また水面から湯気のように霧が立ちあがる「気嵐(けあらし)」が発生することでも有名です。
駐車場を利用できる「道の駅 雨晴」
雨晴海岸に立ち寄る際、車は海岸目の前にある道の駅「雨晴」に停めましょう。3階建ての建物は、カフェや土産店、観光案内所を兼ね備えています。
特筆すべきは、2階部分の1部と3階部分すべてが、海岸の魅力を堪能できる展望デッキとして贅沢すぎるほどのスペースで設置されていることです。また2階には、全面ガラス張りで明るく開放的なカフェがあります。
カフェコーナーの隣にあるスーベニアショップでは、富山の銘菓と共に、道の駅のオリジナル商品が目を引きます。高岡の地場&伝統産業である高岡銅器の品々や、鋳物加工品など、デザイン性の高い商品が並んでいるので、ぜひのぞいてみてください。
1日目ランチ:「道の駅 氷見漁港場外市場ひみ番屋街」で富山グルメをいただこう
雨晴海岸からの絶景鑑賞を楽しんだあとは、「道の駅 氷見漁港場外市場ひみ番屋街」へと移動してランチにしましょう。
道の駅 氷見漁港場外市場ひみ番屋街には32の専門店・飲食店が一堂に集結しており、氷見漁港直送の魚をその場で食べられる回転寿司、氷見牛、氷見うどんなど美味しいものが充実!気になるグルメを試してみてくださいね。
1日目午後:「能登島大橋」を渡って「のとじま水族館」を訪れよう
富山グルメのランチでお腹を満たしたあとは能登半島を北上し、「能登島大橋」で繋がる能登島を目指しましょう。能登島の人気スポット「のとじま水族館」で約500種4万点もの生き物鑑賞を楽しんだあとは、再び橋を渡って1日目の宿泊地である「和倉温泉」方面へと向かいましょう。
七尾市石崎町と能登島をむすぶ「能登島大橋」
ゆるやかな美しい曲線美をほこる全長1,050メートルの能登島大橋は、石川県でもっとも長い橋。昭和57年(1982年)に開通して以来、能登島へのアクセスがうんとよくなり、当時は有料でしたが現在は無料で通行できます。
橋から見渡す海の景色が爽快で、とくに橋なかばの最高地点から眺めが最高。気持ちのいいドライブが楽しめます。
ジンベエザメに会える「のとじま水族館」
能登島大橋を渡って能登島へと上陸したら、目指すのは「のとじま水族館」。のとじま水族館では能登半島近海にすむ魚を中心に、約500種4万点の生きものを飼育しています。
見どころのひとつ「ジンベエザメ館 青の世界」は、水量1,600トンの大きな水槽に、ジンベエザメをはじめ、アカシュモクザメ、ヨスジフエダイなどを展示しています。世界最大の魚であるジンベエザメが見られるのは、日本海側ではのとじ水族館だけなんですよ。
またトンネル水槽ではイルカやペンギンなどが自由に戯れる姿を見ることができます。イルカやアシカによるショーも人気です。
1日目夜:開湯1200年の名湯「和倉温泉」に宿泊しよう
のとじま水族館で海の生き物観察を終えたら、そろそろ宿にチェックインしましょう。1日目の夜は、開湯1200年の歴史ある温泉「和倉温泉」への宿泊がおすすめ。七尾湾の海岸沿いに温泉旅館やホテルが立ち並び、風光明媚な温泉地として人気です。
泉質は塩分の強いナトリウム・カルシウム塩化物泉。能登半島の付け根に位置しており、能登島大橋からすぐの場所です。和倉温泉には40軒強の宿泊施設があり、なかでも1906年創業の高級宿旅館「加賀屋」は名宿として全国的に知られています。
2日目午前:スイーツも魅力の「辻口博啓美術館」&景勝地「見附島」へ
2日目の午前中は、まずは石川県出身のパティシエ、辻口博啓シェフ構想の「辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ」へ。そのあとは能登半島をさらに北上し、奇岩「見附島」を望む景勝地「見付海岸」を目指しましょう。
カフェスイーツも絶品の「辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ」
「辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ」は、石川県出身の世界的にも有名なパティシエ、辻口博啓シェフが構想した美術館。飴細工を使った作品など、砂糖の芸術作品が展示されています。
また併設のカフェでは北陸の食材を使用したケーキをはじめ、辻口シェフのオリジナル・スイーツが味わえます。ケーキは甘さ控えめなものが多いようですが、何でこんなに美味しいの!?と不思議に思うほどの味わい。石川でしか食べられない美味しいスイーツを、ぜひお試しください。
巨岩「見附島」を望む「見付海岸」
辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュの見学を終えたら、続いて向かうのは高さ28m・幅50m・長さ160mもの大きさを誇る、能登のシンボルともいえる無人島「見附島」が浮かぶ「見付海岸」。潮が引いている時であれば、海岸から踏石をわたって見附島まで行くことができます。
見付海岸は恋人の聖地ともいわれ、カップルたちに人気のスポット。鐘を鳴らすと良縁に恵まれるといわれ、「恋路海岸」から見付海岸までの約3.5キロの海岸は、通称えんむすびーちと呼ばれています。また夜には見附島がライトアップされ、よりロマンチックな雰囲気になります。
2日目ランチ:「レストラン浜中」で能登グルメをいただこう
見付海岸から見附島をたっぷり鑑賞したら、次の目的地「金剛崎」へと移動する前にランチにしましょう。おすすめのお店は能登半島ならではのグルメが揃う「レストラン浜中」です。
奥能登エリアのご当地グルメとして力を入れている「能登丼」や「能登和牛」のステーキ、奥能登で作られている魚醤「いしる」を使った鍋など、この土地ならではの料理が揃っているので、気になるグルメをぜひいただいてみて。