20代で年収2,000万円を達成したい。そう考える人向けに、20代で年収2,000万円を達成できる職業を紹介します。また、年収2,000万円の人の割合や、将来的に年収2,000万円を目指す場合の選択肢についても解説するので、参考にしてみてください。
年収2,000万円超を稼ぐ人はわずか0.6%
20代なら、とりあえず年収1,000万円を目標に掲げる人も多いはず。「20代で年収1,000万円を達成した!」といえば、一定の箔が付くため、それで十分と考える人もいます。
しかし、それ以上の年収2,000万円を志す人もいます。また、実際に20代で年収2,000万円という目標を達成する人も存在します。ただし、年収1,000万円よりさらに道は険しくなるため、覚悟が必要です。
国税庁が実施する「民間給与実態統計調査(2018年)」によると、給与所得者のうち、年収1,000万円超稼ぐ人は5%ですが、年収2,000万円超稼ぐ人はわずか0.6%です。年収1,000万円超稼ぐ人は20人に1人ですが、年収2,000万円超稼ぐ人は167人に1人です。
こう考えると、年収2,000万円超を稼げるのはごく限られた一部の人だけだということがよくわかります。20代で達成するとなると、さらにハードルは上がります。
参考として同調査から、高年収の人が多い業種を紹介します。年収800万円超の割合が高い業界のトップ3は、次の通りです。年収800万超の割合もあわせて記載します。
電気・ガス・熱供給・水道業 40.6%
金融業、保険業 25.0%
情報通信業 20.9%
電気・ガスなどのインフラ系は総じて高年収な傾向があります。そして営業成績が年収に反映されやすい金融業・保険業が続きます。また、成長分野である情報通信業もランクインしています。
続いては、大手転職サイトのリクナビNEXTジャーナルのデータより、20代で年収2,000万円を稼げる職業をピックアップして紹介します。
20代が年収2,000万円稼げる職業 1「経営コンサルタント」
コンサルティングファームは激務で有名ですが、若くして年収2,000万円を達成できる可能性がある数少ない職業の1つです。
コンサルティングファームは基本的に実力主義の風土です。成果が数字に反映されるため、能力が評価されやすく実力次第で若くても昇進を重ねることが可能です。
ただし外資系のコンサルティングファームは狭き門です。足切りの筆記試験の難易度も高く、高いモチベーションやコミュニケーション能力、学歴や地頭の良さが求められます。就職や転職を希望するなら、早くから情報収集を始め、徹底的に戦略を練ることが重要です。
内資のコンサルティング会社でも、成果次第で20代で年収2,000万円を達成することは可能です。ただし、会社規模や社内の評価制度などによっては実現が難しくなるため、就職・転職前に実態をリサーチしておくことが必要です。