投資とは「欲と恐怖の戦い」である。だからこそ……

相場はとても面白い。投資はとても楽しい。政治、経済、自然現象などこの世のありとあらゆる事象を反映し相場は動く。それを予想し、自分の予想通りになったときは、まるで自分が神にでもなったかのような気分を味わうことが出来る。投資の楽しさ、面白さはただ儲けるだけではなく、こうした側面があることも事実だ。

しかし、人間は決して神にはなれない。あなたはそれを忘れてはならない。「相場の神様」の存在を信じることで、あなたは自分の行動を客観的に見つめることが出来るし、自制心を保つことが出来るのだ。

破滅への道を踏み出す前に「相場の神様」はあなたを救ってくれるに違いない。

投資とは「欲と恐怖の戦い」だ。欲が勝っても、恐怖が勝っても投資はうまくいかない。そのバランスを取ってくれるのが「相場の神様」なのだ。

書店に並ぶノウハウ本を読むと、簡単に投資で利益を出せそうな気持ちになるだろう。しかし、そこに書かれていない最も大切なことがある。投資を続けていれば「欲に負けそうになるとき」「恐怖心に打ちのめされそうになるとき」が必ずやってくる。そのとき、あなたの「心の鏡」である相場の神様の存在を思い出して欲しい。

文・或る銀行員/ZUU online

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