事前調査3.近隣での聞き取り調査

最後に念押ししたいのが、近隣での聞き取り調査だ。近隣の住民や不動産会社へヒアリングするのだ。かなり億劫なことなので、これをせずに物件だけ見て帰る人が多いが、実は成功者はこれをとても重要視している。地元の仲介会社ならではの貴重な情報を得られることが多いのだ。

いきなり知らない仲介会社に飛び込むことはとても勇気が要るが、相手からすると、物件の購入希望者は将来の管理を任せてくれるかもしれない得意先候補のため、以外と親切に応対してくれる。

筆者の入っている投資サークルでは、何人かで一緒に訪問することで心細さを小さくし、場慣れすることを試している。一度でも経験すれば、ぐんと楽に出来るようになるのだ。ぜひあなたも聞き取り調査して欲しい。

「家賃設定は妥当でしょうか?」「家賃相場はどのぐらいですかね?」「空室率はどのぐらい?」などなど……、どんどん聞いてみよう。

物件調査の帰りにふらりと立ち寄った仲介会社で、国立大学のアパートに対する施策変更を聞き込んだり、大規模施設の移転話を聞きつけたりした例もある。地元民しか知らない情報で購入判断の参考になるのだ。

自宅から遠く離れた場所の情報はなかなか入ってこないが、地元に住んでいれば以外と早めに分かるもの。「地元のことは地元に聞け!」が鉄則。これを忘れないようにしよう。3つの事前調査を使いこなし、ぜひ価値ある物件を見つけて欲しい。

文・山本 常勝(サラリーマン不動産投資家)/ZUU online

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