お行列を観覧しよう
2日目の午前9時30分を過ぎると、県道120号線(原町区の野馬追通り)で、お行列開始です。各地区から集まった騎馬武者が、祭場地に向かいます。500騎もの騎馬武者が甲冑姿で進軍する姿は、威風堂々、豪華絢爛です。
お行列は、馬との距離が近いのも特徴の一つ。馬の息づかいまで伝わってきて、臨場感たっぷりです。武具の中には、戦国時代に実際に使われたものもあると言いますから、そんな点でも、注目してみたいですね。
時間にしておよそ1時間半。11時には、すべての騎馬隊が祭場地に到着予定です。訓練はされていますが、馬は臆病な動物なので、大きい音や声に敏感に反応します。事故を防ぐためにも、驚かさないよう、気をつけましょう。
またお行列観覧の心得として、お行列を横切らない。建物の2階など、高いところから見下ろしてはいけない。という、約束事があります。これは、その昔、お殿様の行列をひれ伏してお迎えした名残のようです。
甲冑競馬と神旗争奪戦を観覧しよう
お行列が終了すると、式典が行われた後、いよいよ野馬追のクライマックスである、甲冑競馬や神旗争奪戦が開催されます。雲雀ヶ原祭場地では、なだらかな丘になっている本陣山が一般自由席(一部団体用指定席)となっていて、好きな場所から観覧することができます。
甲冑競馬は、トラックの周囲を走る競技で競馬のように早さを競います。重い武具を身にまとい、疾走する様は、迫力満点。人馬一体となって目の前を駆け抜ける姿は、美しささえ感じます。
神旗争奪戦は、トラック内の芝の上で行われる競技で、空高く打ち上げられた神旗を、争奪します。合戦開始のほら貝の響き、風にたなびく旗差し物、自由に馬を操り、何百もの騎馬武者が入り乱れる姿は、まさに戦国絵巻そのものです。
個人的には、羊腸の坂(草地にある上り坂)付近にいると、お得感があります。というのも、神旗争奪戦に出場した武者たちが、坂を駆け上がって退場する姿を見学できるのです。誇らしげに駆け上る騎馬武者の高揚感と、群衆の喝采を間近で感じることができます。
さいごに
お行列の沿道や、祭場地内にも売店が出て、公式グッズが販売されるので、購入すればよい記念になりそうです。祭場地に食事処はありませんが、焼きそばや串焼きなどの軽食販売はされています。
トイレは、ほとんどの駐車場に設置されていますし、祭場地内にも5カ所ほど設置されていました。祭場地の端のほうには、馬の控室もあるので、遠目ではありますが、リラックスした馬を見ることもできます。
提供・トリップノート
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