フランス人はサラダが大好きということをご存知でしょうか?フランスの調理師学校では、一番最初にサラダを習うほど、フランスの食には欠かせない存在なのです。
サラダというと前菜というイメージがあるかもしれませんが、ボリュームたっぷりのサラダにパンを添えてメインディッシュとして食べることも珍しくありません。
各地に地方色豊かなサラダもあり、フランスの食文化にも深く関わっているサラダ。今回は、フランスの2大サラダとも言える、南仏ニースのサラダニソワーズと食の都リヨンのサラダリヨネーズのレシピを紹介いたします。
南仏の味わいがいっぱい!サラダニソワーズ
日本のカフェなどでも見かけるサラダニソワーズ(ニース風サラダ)は、オリーブやアンチョビといった南仏の味わいが詰まったサラダです。
【材料】(2〜3人分)
じゃがいも(メークイン):2個
さやいんげん:4本
きゅうり:1/2本
トマト:1個
ゆで卵:2個
ブラックオリーブ:6~8個
フィレアンチョビ:4枚
ツナの缶詰:1缶 ※水気を切っておきましょう。
菜物野菜(サニーレタス、ルッコラなど):適量
–
[ドレッシング]
シェリービネガー:大さじ2
オリーブオイル:100ml
にんにく:1片
イタリアンパセリ:大さじ1
塩:小さじ1
黒こしょう:適量
【作り方】
1.野菜を切ります。
じゃがいもを皮つきのまま水から茹で、皮をむきにし、輪切りにします。さやいんげんは塩ゆでし、冷水にさらし、水気を切り食べやすい長さに切りましょう。トマト、きゅうりは角切り、ゆで卵は薄切りにします。
2.ドレッシングを作ります。
[ドレッシング]の材料のにんにくをすりおろし、パセリをみじん切りにします。他の材料と一緒によく混ぜ合わせます。
3.盛り付けします。
器に、洗って食べすい大きさにちぎった葉物野菜を盛ります。
その上に[1]の野菜を彩りよくのせ、ツナ、アンチョビ、オリーブ、スライスしたゆで卵を並べます。上からドレッシングをまわしかけてできあがりです。
アンチョビやオリーブの塩気があるので、白ワインとも相性抜群。じゃがいもやツナ、ゆで卵が入っているのでお子様も喜ぶサラダです。
ボリューム満点!サラダリヨネーズ
食の都リヨンの代表的なサラダであるサラダリヨネーズ(リヨン風サラダ)。リヨン地方では鶏の肝のソテーやニシンのマリネなど加えることが多いそう。今回は、砂肝のコンフィで作ってみました。
【材料】(2~3人分)
ベーコンブロック:50g
クルトン:大さじ2
葉物野菜(サニーレタス、チコリ、トレビス、ルッコラなど):適量
–
[砂肝のコンフィ]
砂肝:50g
ローリエ:1枚
にんにく(皮を剥く):2個
オリーブオイル:適量
–
[ポーチドエッグ]
卵:1〜2個
白ワインビネガー:50ml
水:1リットル
–
[ドレッシング]
ワインビネガー:20ml
マスタード:大さじ1
オリーブオイル:100ml
塩:小さじ1
こしょう:適量
【作り方】
1.砂肝のコンフィを作ります。
砂肝を真ん中から2つに切り離し、両側にある銀色の部分(銀皮)に包丁で切り込みを入れ、はがすように取り除きます。耐熱容器に砂肝と浸かるくらいのオリーブオイル、ローリエ、にんにくを入れ、100℃のオーブンで30分加熱します。
2.ポーチドエッグを作ります。
小鍋で水と白ワインビネガーを沸かし、レードルを使って静かに卵を落とし入れ、半熟になったら引き上げておきます。
3.べーコーンを炒めます。
ベーコンブロックを1cmほどの拍子切りにし、サラダ油でカリカリになるまで炒めます。そこに[1]の砂肝、クルトンも入れ、さっと炒めます。
4.ドレッシングを作ります。
[ドレシング]の材料を混ぜ合わせます。
5.葉物を洗います。
サラダ用の葉物野菜を洗って水気を切り、食べやすい大きさにちぎります。
6.盛り付けします。
[5]の葉物野菜の上に、[3]のベーコン、砂肝、クルトンを散らします。真ん中に[2]のポーチドエッグをのせ、ドレシングをまわしかけてできあがりです。盛り付けてすぐに食べる場合は、先にドレッシングと葉物野菜をあえておいてもよいでしょう。
濃厚なコクがありつつもさっぱりとしたドレッシングが食欲を掻き立てます。砂肝やベーコン、ポーチドエッグが入っているので、ボリュームも満点。ブランチなどにもぴったりです。
フランスの2大サラダ。どちらもいろいろなお野菜をもりもり食べられるのがうれしい!休日のブランチやアペロのお供、ディナーの1皿など、どんなシーンにもマッチするサラダです。
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