毎日寒い日が続いていますね。風邪をひいたりしていませんか?
私はこの時期、体調管理もかねてホットワインをよく飲みます。スパイスの効いたホットワインは飲むと身体が温まりますし、ホットワインに加えるハチミツには抗菌抗炎効果があるので喉のケアにも最適です。薬を飲むほどではないけれど…といったときにはホットワインがぴったりなのです。
そこで今回は、普段の生活に取り入れやすいホットワインの楽しみ方をご紹介したいと思います。
お手軽ホットワインの作り方
ホットワインはその名の通り、「温かいワイン」なのでワインを温めればよいわけです。本場のフランスやドイツ、北欧諸国のレシピは、おおよそオレンジやリンゴ等のフルーツとグローブやシナモン等のスパイスをワインと一緒に鍋に入れて温め、砂糖やハチミツで味を整えるといったものですが、フルーツやスパイスをストックしていない時もあるでしょう。そのときは、ジュースを使ってもOK。ワインをリンゴジュースやオレンジジュースで割って、好みのスパイスを加え(なければ省略可)、電子レンジで温めればできあがりです。丁寧に作ったホットワインより香りは乏しいですが、十分おいしくいただけます。
白ワインとリンゴジュースで作ったホットワイン。ホットワインは赤ワインで作ることが多いですが、飲み慣れない方には白ワインで作った方がさっぱりしていておすすめです。
おいしく仕上げるポイントをひとつだけ、温めすぎないことです。電子レンジに牛乳を温めるボタンがある場合は、それで加熱するとよいでしょう。鍋で温める場合は、沸騰させないこと。ワインの風味が飛んでしまうからです。
おうちで楽しむホットワイン
ホットワインは食後酒、または寝酒というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。お休みの日は、午後のティータイムならぬホットワインタイムを楽しむのはいかがでしょうか?
ホットワインはクッキー等の素朴な焼き菓子とよく合います。中でも私がおすすめしたいのは、パン・デピス。スパイスとハチミツを混ぜ込んだフランスの伝統的なパウンドケーキです。ホットワインと素材がかさなるので、相性がよいのは一目瞭然。クリームチーズやサワークリームを添えたスパイシーなパン・デピスとホットワイン、ほっこり癒されるおいしさです。
冬のアウトドアにも持参して
おうちでお菓子と楽しむホットワインも良いですが、寒い屋外で飲むホットワインもまた格別です。例えば、冬のスポーツ観戦やハイキング、お散歩に保温瓶にいれて持参するのがおすすめ。疲れているときには甘いものが欲しくなりますよね。少し甘めに作ったホットワインを飲めば、芯から身体が温まります。
飲むとなぜかホッとする、お母さんの味
ホットワインはヨーロッパでは昔から寒い日や風邪をひいた時にお母さんが作ってくれる飲み物でした。実際の効能もさることながら、お母さんが作ってくれる愛情のこもった飲み物というイメージがあるので、安心感が得られるのだと思います。日本のたまご酒といったところでしょうか。ですから、レシピは自分の好みでOK。生姜を入れてみたり、シナモンパウダーをふってみたり、フルーツもゆずを使ってみたりと、ぜひ好みのレシピを見つけて下さい。そして多めに作っておいて冷蔵庫に保管し、飲む分だけその都度電子レンジで温めなおすと簡単です。
私はいつもスーパーで1000円もしない程のワインを購入して作っていますが、まずは飲み残したワインで作ってみてはいかがでしょうか?今年の冬はホットワインを飲んで、心も身体も健やかにお過ごし下さい。
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