世界の生産量では僅か1%以下という希少価値を持つハワイ島のコナ・コーヒー。ハワイ島西海岸は、コーヒーベルトと呼ばれるママロホアハイウェイを中心に見晴らしの良いコーヒー農園が集まり、観光スポットとして人気です。前回の記事(記事最後に紹介)に加えて、おすすめのコーヒー園を7つご紹介します。
【1】気軽にツアー参加ができる「ヘブンリー・ハワイアン」
まずご紹介するのが、「Heavenly Hawaiian(ヘブンリー・ハワイアン)」。ここは事前に予約をせずに、ふらっと立ち寄って気軽に無料コーヒー園ツアーに参加できるのが魅力です。
まずは、ママロホアハイウェイから続く細い坂道を進み、ウェルカムセンターの真上にある駐車場に車を停めます。ウェルカムセンターにはカフェとギフトショップがあり、ここで毎朝9時から1時間ごとにツアーが開始されています。
ツアーは、そこに居合わせれば誰でも参加が可能。コナコーヒーの特徴や干し棚の様子、コーヒー豆の加工方法など実際の作業所を見学しながら学ぶことができます。
30分ほどのツアーのあとは、再度ウェルカムセンターに戻り、ここでコーヒーの試飲を楽しめます。比較的規模が大きく、対応するスタッフの数も多いので効率よく農園を見学したい方におすすめ。
カフェでは本格的なエスプレッソドリンク類も提供しており、プール沿いにあるテーブルでのんびりお茶休憩も可能ですよ。
【2】日本みたいなカフェメニューが魅力「UCC ハワイ」
日本でも名高いUCCのコーヒー、実はコナコースにもコーヒー園があるんです!日本企業が経営している農園だけあり、ウェルカムセンターやカフェなど至る所に日本語の表示を目にすることができます。
2021年3月現在はセルフツアーの形式が取られていますが、通常であればコーヒー園の無料ツアーのほかに、有料の焙煎や収穫体験ツアーを楽しむことも。ママロホアハイウェイ沿いにあるため、アクセスにも便利ですよ。
見晴らしの良いウェルカムセンターには、こじんまりとしたカフェとギフトショップがあり、ここでコーヒー園の説明を聞いたり、コーヒーの試飲が可能です。
ウェルカムセンターから海の方向に向かって続く50エーカーの広大なコーヒー園には、果樹園や焙煎工場・水洗工場なども併設されています。
カフェではエスプレッソドリンクも提供しており、アイスコーヒーの氷は、アメリカでは珍しい凍らせたコーヒーが使われています。まるで日本の喫茶店のような雰囲気とメニューを楽しめますよ!
2021年春時点は、コロナ禍の影響と共にコーヒーを疫病から守るため園内の立ち入り箇所が制限、ツアー自体もセルフサービスとなっています。とは言ってもウェルカムセンターは常時オープンしており、コーヒーの試飲や焙煎豆の購入が可能です。日本で名高いブランドUCCのコーヒー園に興味のある方にぜひおすすめです。
【3】おしゃれなブティックコーヒー園「ハラ・ツリー・オーガニック」
フランス人夫妻が経営する6エーカーの小さな農園が「Hala Tree Organic(ハラ・ツリー・オーガニック)」。USDA認可のコーヒー豆を販売するブティック・ファームです。
2021年春の時点では、完全予約制で無料のコーヒー園のツアーを行っています。予約は公式ウェブサイトから可能。ママロホアハイウェイからは、割と分かりにくい場所にコーヒー園に続く小道があるので、時間に余裕を持って訪れましょう。
コーヒー園では、園内で栽培されているコーヒーの木や焙煎について説明を受け、続いて丘の中腹に設置された試飲所でコーヒーの試飲ができます。
まるでワインのように細かに種類分けがされた焙煎豆は、12種類あるメニューから2種類を選べます。その場でフレンチプレスで淹れてもらい、陶器のカップで味わえるというエレガントな試飲体験ができますよ。
焙煎豆はサンプルセットなどもあり、パッケージも非常におしゃれ。オーガニック豆にこだわりたい方はもちろん、フランスを感じるセンスある焙煎豆が欲しい方にもおすすめです。