レンチン料理を絶品にする、魔法の調味料。
最近、野菜が安くなっています。これは春の気候が良かったことや、コロナ禍による流通変動が要因となり、葉物野菜を中心に価格が下落。その状況は、農林水産省が、「野菜を食べよう」プロジェクトを打ち出すほどになっています。これをポジティブに解釈すれば、野菜をたくさん食べることで、ヘルシーな食事を実現しながら、家計の節約ができるかもしれないということ。
ということで前回に引き続き「野菜を賢く大量消費する簡単アイディア」を紹介します。第2回は、電子レンジ調理のメリットを最大級に生かした「オイスターナムル」の作り方をご案内していきます。
レンチンナムルを絶品にする調味料を発見
格安で購入した野菜や冷蔵庫に残っている野菜を、なるべく簡単に大量消費でき、栄養素のロスを最低限に考慮した調理法は、ズバリ「電子レンジ」による加熱。そうです、レンチン調理は必ずしも邪道ではなく、メリットもたくさんあることを忘れてはなりません。
特に緑黄色野菜や硬めの野菜は、ほどよくしんなりすることで食べやすさも実感できますから、あとは“味付け”が重要ポイントになります。そこで今回オススメしたいのが、愛知県・名古屋市にある調味料メーカー、コーミ株式会社が作る「オイスターソース」(230g・税込507円)なのです。
見た目で「あれ?」と思いませんか? オイスターソースって黒いのが定番なはず。こちらのオイスターソースは琥珀色? 黄土色? のような明るい色が特徴です。
本当に牡蠣の風味がする!
器に出してみると一目瞭然です。化学調味料や着色料を一切使用せず、広島産の牡蠣を身のまますりつぶして作られているため、牡蠣の香りをしっかり感じることができます。
そもそもこれまでのオイスターソースで牡蠣の味や香りを感じたこと、ありましたか? おそらく多くの方がノーという答ではないでしょうか。大概の商品はなんとなくコク旨で濃厚。あれはあれで美味ですが、このオイスターソースはまったく別次元の本物感。この風味を一度体験してしまうと、もう戻れなくなってしまうと思います。
そのくらいおいしい! 今回は、これとごま油を合わせるだけの簡単調理なのですが、実際に作っていくことにしましょう。まずは2束100円で購入して1束余っていた小松菜を使ってみました。