異国情緒漂う魅惑の厦門(アモイ)。2017年にコロンス島が世界遺産登録されて以来、ますます注目度が上がり、毎年多くの観光客が訪れています。今回は厦門に行ったら絶対に食べて欲しいグルメと、厦門ならではの料理を食べられるお店をご紹介します。
はじめに
厦門ってどんなところ?
中国東南部に位置し、穏やかな気候で海と山に囲まれる海浜都市です。中国には5つの経済特区があるのですが、厦門もその中の1つ。海越しには台湾を望むことができるほど近く、食文化など台湾から入ってきたものも数多くあるという特徴があります。また厦門は、中国東南地域における近代中外文化の中枢として栄えてきたという歴史もあります。
2017年にはコロンス島が世界遺産登録され、国外にもその名が広く知れ渡ようになりました。
コロンス島ってどんな島?
厦門の西岸から500mほどの沖に浮かぶ小さな離島です。19世紀半ばから20世紀初頭にかけ、中国の沿岸都市に外国人が行政権などを持つ、外国人居留地の「租界」ができました。厦門は、複数の国が租界権を持つ「国際共同租界」だったという歴史があります。そのため、伝統的な福建省南部の様式、新古典主義様式、そしてコロニアル様式などの異なる複数の建築様式が融合した街並みが今でも残っています。
必食グルメ厳選5品
【1】沙茶鍋(シャーチャーグオ)
海鮮がたっぷり入った濃厚スープが絶品のお料理です。東南アジア各国には、「サテ」と呼ばれるお肉にピーナッツベースの甘辛いソースを付けて食べる串焼き料理があるのですが、沙茶という名はその「サテ」からきているそうです。
お肉、骨、魚、野菜を煮込んだスープに、ピーナッツペーストが入っているので、味はまろやかで香りもとても良い料理です。辛味が少ないので、辛い料理が苦手な人でも食べられますよ。
【2】沙茶麺(シャーチャーミエン)
沙茶鍋に麺が入った一品です。麺は太麺で濃厚なスープとよく絡み、食べ応えは十分!見た目は、東南アジアの料理にあるラクサに似ていて、ピーナッツソースベースがとってもまろやかで美味しい麺料理になっています。