不動産投資の本当の学習ステップ

大事なのは「勘違い学習」の後に、正しく学習すること。

①(不動産会社ではない)有料の不動産投資セミナーに通う
②(成功している)先輩投資家に聞く
③取引先や投資家仲間と情報交換する

有料のセミナーで体系的に学ぶことがポイント。無料のセミナーだけでは、不動産会社からの営業を兼ねた情報が多いため、どうしてもバイアスが掛かってしまうもの。多少、費用はかさむが、将来の正しい物件購入で簡単に元は取れる。

5年以上継続されている先輩投資家に物件の選択基準や融資手法も聞いておきたい。仲間との情報交換では市況の変化やトレンドを収集しよう。

最初に理解するべき賃貸事業の収支構造

⑤税引き前利益が事業収益としての課税対象。実際の現金収支が⑦キャッシュフローと呼ばれる。⑤と⑦の違いはぜひ覚えておきたい。

ややこしい計算のようだが、EXCELでやれば大丈夫。損益シミュレーション用Webサイトもある。最低限この計算は理解して欲しい。表面利回りだけで判断せず、この不動産賃貸業の収益構造を正しく理解した上で物件を選別することがスタートとなる。

ちょっと電卓を叩く、実際に物件を見る。これだけでぐんと不動産投資の成功の確率は上がるはずだ。

文・山本 常勝(不動産投資家、ファイナンシャル・プランナー(AFP))

【こちらの記事もおすすめ】
1万円から始められる投資って?
リスク許容度がわかる10のチェックリスト
「おつり投資」「ポイント投資」って?
楽ちん「投信つみたて」とは?
投資のはじめの第一歩