【7】新たなシンボル拠点「ないわん」
東日本大震災で甚大な被害を受けた内湾地区の、新たなシンボル拠点となる「ないわん」。観光集客施設の迎(ムカエル)、まち・ひと・しごとの交流プラザ創(ウマレル)、スローストリートの結(ユワエル)、コミュニティー施設の拓(ヒラケル)という4つのテナントで成り立ちます。
迎(ムカエル)や創(ウマレル)のテラスからは、遊覧船の発着や気仙沼湾が一望できます。施設には、イタリアンレストランや和食店、カフェなども入っているほか、音楽スタジオや地元ラジオ局などもあります。
迎(ムカエル)の正面から伸びるストリート沿いの両側に並ぶのが、1階建ての拓(ヒラケル)の店舗。ファストフードのお店やカフェなどが並んでいます。市営駐車場も裏手に広がっているので、そちらに車を停めて、各施設の散策を楽しむことができます。
【8】かもめと戯れる「気仙沼ベイクルーズ 」
気仙沼湾内を周遊する気仙沼ベイクルーズ遊覧船は、2020年に開通したばかりの大島大橋の下をくぐり、唐桑側の湾を巡る船旅です。約50分の船旅では、気持ち良い潮風と美しい景色、カモメへの餌やりなども楽しめるそうです。
チケット売り場は、先ほど紹介した、まち・ひと・しごと交流プラザ創(ウマレル)の1階・大島汽船チケット販売所です。乗り場は、創(ウマレル)前の気仙沼エースポート発着所になります。運行は季節や天候にも左右されるので、事前にお問い合わせください。
【9】内湾前のカフェ「Cafe K-port」
東日本大震災後の復興支援に、積極的に携わってきた俳優・渡辺謙氏が、「つなぐ」をコンセプトに建てたカフェ。普段はカフェとして憩いの場として機能しつつ、時にはエンターテイメントのステージにも変身するという空間になっています。黒くシャープな建物の中は、開放感のある吹き抜けの空間となっており、テラスからは気仙沼から吹く心地よい風を感じることができます。
カフェメニューは、ピザやカレーなどの他、地元グルメとのコラボメニューもあり、地元を盛り立てようという渡辺氏の意向を深く感じられます。渡辺氏は、世界のどこで仕事をしていても、可能な限り毎日、来店するお客様に向けてのメッセージをFAXで送り続けており、過去分も合わせて、店内で読むことができます。また店内では、ロゴマーク付きのオリジナルグッズも販売されているので、要チェックです。
【10】建物探訪を楽しめる「風待ち地区」
その昔、船の動力が風だった帆船の時代、船が風を待つための港であったために、そう呼ばれていた地区です。以前は、大正や昭和初期に建てられた個性的な建物が多く並んでいましたが、その多くが被災し解体されてしまいました。
2021年3月現在、歴史的な建物を修復・再建する取組みが行われています。まだ4軒と少ないですが、それらの店舗を散策してみるのも楽しいと思います。
【11】体が軽くなる?!「気仙沼温泉」
気仙沼では、地下1,800mから深層天然温泉が湧き出ています。高濃度イオンの温熱効果により血行が促進され、体の内側から温まり、冷え性や内臓疾患などにも治療効果が発揮されると言われています。塩分濃度が高いために、お湯につかると体が浮いてしまうほどです。
最後に
いかがでしたか?NEW SPOTが揃った気仙沼の町並みは、潮風に吹かれながらの散策が楽しい町です。また夏には、「百々音(ももね)まつり」と題し、大漁祈願と厄よけの願いを込めた風鈴を飾るお祭りも新たに定着される方向です。
「迎(ムカエル)」1階の通路の壁に蛍光色の花火が描かれ、神社でお清めされた約4,000個の風鈴が涼しげな音色を響かせる光景は、幻想的で本当に癒されます。町並みとしてはまだ未完成な部分もありますが、応援もかねて、ぜひ一度お出かけください。
提供:トリップノート
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