復興に向けて力強く歩み続ける気仙沼。新しく生まれ変わったスポットでも、笑顔でもてなしてくれる町の人々の温かさは昔と変わりません。変わらぬ場所も、新たな場所も、新旧おりまぜ、魅力あふれる気仙沼の散策スポットをご紹介します。
【1】観光も!買い物も!グルメも!「気仙沼海の市」
気仙沼市の魚市場に隣接した観光物産施設で、新鮮な魚介類を扱う店舗や飲食店が並びます。館内には「シャークミュージアム」や「氷の水族館」など、珍しいスポットもあり、観光の拠点となる場所です。2階には観光サービスセンターも併設されているので、市内の見どころ情報や食べ歩き、宿泊情報などを得ることもできます。
お食事スポットとして、新鮮な魚介類や気仙沼名物のフカヒレを味わえるお店もあります。様々なお店が揃っているので、海産物をはじめ、フカヒレの加工品やお菓子類など、気仙沼のグルメを一気に買い揃えられるのも魅力です。
新鮮な魚は、クール便で送って頂くこともできますし、新鮮なホヤをその場でさばいてもらって頂くことも可能!気仙沼のゆるキャラ、ホヤぼーやのオリジナルショップもあります。
【2】日本で唯一「気仙沼シャークミュージアム」
サメの水揚げ量日本一を誇る気仙沼ならではの施設で、日本で唯一のサメのミュージアムです。サメの実物模型やサメの不思議な生態などがわかりやすく展示されています。ミュージアム内の復興シアターでは、震災と復興の歩みを、15分ほどの映像で紹介しています。
【3】氷の世界「氷の水族館」
早朝から活気づく魚市場近辺では、氷を運び出す音が響き渡ります。そんな港町ならではの製氷技術が培われてきた気仙沼らしい、オリジナリティあふれた水族館です。館内は、マイナス20℃の氷の中に、まるで泳ぐように凍結された魚たちと、カラフルなプロジェクションマッピングが展示・展開される世界。防寒着は無料で貸し出しされているので、暑い日には最高の涼感スポットかもしれません。
【4】活気あふれる「気仙沼市魚市場」
気仙沼市魚市場は、世界三大漁場の一つである三陸沖の主要な水揚げ漁港です。遠洋&沖合漁業の船が各地から入港し、毎朝、旬の魚が水揚げされます。水揚げされる魚は、カツオ、サンマ、サメ、メカジキ等。季節によって様々な魚がセリにかけられます。
この魚市場には、2階部分に国内最大級といわれる約354mの見学デッキ(無料)が設けられており、そこから市場を見学すれば、臨場感を味わえます。より活気のある市場風景を見学したい場合は、朝6~8時ごろがお勧めです。
また、魚市場の海側に足を伸ばすと、たくさんの船が係留している光景を見ることができます。国内屈指の船籍港と言われる気仙沼港には、遠洋マグロ延縄(はえなわ)漁船や、カツオ一本釣漁船、定置網(ていちあみ)漁船などの様々な漁船が係留しており、その大きさにも圧倒されます。
【5】地元民にも大人気!「みしおね横丁」
ここは、トレーラーハウスの店舗が集まった横丁です。新鮮な食材で作る朝食が自慢の鶴亀食堂は、朝から大賑わい。なんと、ここは銭湯まで併設されています。そのほかにも、カクテルやクラフトビールが飲めるバーや、沖縄料理の店、ラーメン店、インドネシア料理の店など、個性的なお店が揃っています。どこに入るか迷っても、大丈夫!各店舗のメニューを出前することができるので、いろいろ食べたい派にも最適。定休日やオープン時間は店舗により異なります。
【6】市場の目の前「気仙沼お魚いちば」
目の前の気仙沼市魚市場で水揚げされた新鮮な魚介類の他、水産加工品やお土産品などもそろいます。併設するレストランでは、新鮮魚介を使った海鮮丼など、地元グルメを楽しめます。先に紹介した気仙沼海の市より規模は小さめです。