海に浮かぶ鳥居といえば広島県の「厳島神社」の鳥居が有名ですが、日本には他にも水の中に浮かぶ鳥居がたくさんあるんです。海や湖の中に鳥居が浮かぶ、神秘的な光景を見ることができる神社を厳選してご紹介します。
【1】大洗磯前神社(茨城県)
”海に浮かぶ鳥居といえば”で必ずと言っていいほど名前があがる、茨城県の「神磯の鳥居(かみいそのとりい)」。海上安全と家内安全を祈願する古社「大洗磯前神社」から少し歩いた海岸に、荒々しい海の中、勇ましくたつ鳥居を見ることができます。海岸が真東を向いているため、とく朝日と鳥居が重なる光景が美しい。
【2】箱根神社(神奈川県)
縁結びのパワースポットとして女性を中心に人気の「箱根神社」。とくに”なかよし守り”が恋愛運に効果があると話題になっています。そして箱根神社といえば、芦ノ湖に立つ朱色の鳥居も、美しい景観がのぞめるとして有名。
本殿からまっすぐ続く石段から参道を横切り、矢立の杉の横をさらに下へ芦ノ湖へ降りていくと、湖畔に鳥居が現れます。”平和の鳥居” と名付けられており、目の前に広がる芦ノ湖、そして背後には堂々とそびえる富士山と、絵に描いたような美しい景色を見ることができます。
【3】森戸神社(神奈川県)
大人のリゾートとして人気の葉山の海沿いに立つ「森戸神社」。1180年に源頼朝が造った神社で、沖合700mの場所には鳥居がたち、隣には真っ白な裕次郎灯台、そして背後には雄大な富士山と、絶景を楽しむことができます。この鳥居が立つ小さな島は「名島」と言い、かつては岩場で繋がっていたのだそう。
【4】白浜神社(静岡県)
海に立つ、というより岩に立つ、が正解ですが、景観が美しいので紹介させてください。「白浜神社」は伊豆下田の白浜海岸のすぐ隣に建つ伊豆最古の神社で、縁結びのパワースポットとして人気の神社です。大きな岩の上に立つこの鳥居は、伊豆七島の神々を迎えるために建てられたもので、岩の上からは、伊豆七島を見渡すことができるんですよ。
【5】白鬚神社(滋賀県)
日本一大きな湖「琵琶湖」のほとりに佇む「白鬚神社」は、全国にある白鬚(白髭・白髯)神社の総本宮。祭神は猿田彦命で、長生きの神様として知られているほか、縁結びや子授け、交通安全、開運招福などさまざまなご利益があります。「白鬚神社」といえば、琵琶湖にポツリと浮かぶ鳥居が有名ですが、毎年9月5日や土日、大晦日、お正月には鳥居のライトアップも実施されます。