整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみると「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

|「子どものスマホ=悪」という考え方をやめてみると…

一般的に、「スマホばかり使っていると成績が上がらない」とか「スマホ依存なので誘惑に勝って勉強できるようにしたい」など言われることが多いようです。「スマホには中毒性がある」とわたしもそう思います。完全なスマホネイティブであるわたしの娘(中3・受験生)も、もちろん完全なスマホ中毒です。

・おはようからおやすみまで、スマホと一緒

歯磨きしながら、お風呂に入りながら、髪の毛を乾かしながらもスマホ。スマホが手から離れる時間は、学校に行っているとき以外ほぼないと言っても過言ではありません。「さすがにこれはマズいのでは…」と思い、これまで何度も、スマホを使う時間を減らしてほしくて怒ったり話し合ったり、時間を決めたり、スクリーンタイムで確認させたりしてきたのですが…。まあ無理でした。

多くの親御さんたちが、この戦いに挑んでは敗れていらっしゃるのではないでしょうか…。もう、目の前でスマホを触り続けられるだけでもストレスに! そんな日々が続いたある日。わたしは、思い切って…スマホ=悪、という考え方をやめてみました。

よくよく考えてみたら、わたしも学生時代はひたすら本を読んでいたし、マンガや雑誌に没頭していました。それをやめるのは、どんなに親から怒られても無理だったのです。

・わたしにとっての本やマンガが、彼女たちにとってはスマホなのだ

どんな本やマンガを読むか、そして、それらを読んで感じることが人それぞれ違うように、スマホをどう使うか、どんな情報を得て何を感じるのかも、人それぞれのはず。スマホを使っていることがすべて悪いわけではないのだと。。。

本を読んでいるのはいいこと、スマホを使っているのはよくないこと、そういう思い込みを一度、自分の中からなくしてみようと思ったわたしは、そもそもスマホを使うこと=悪という考え方を一度やめてみました。

具体的には、娘に対してスマホ利用の縛りを一切しないと決めました(トイレには持ち込まない、わたしがいるときはお風呂では見ない、食事中は見ない、というルールだけはあります)。娘はこの春から受験生ですが、本人が「スマホを使っていても成績が下がらないことを証明する!」と言っているので、基本的には引き続き本人に任せるつもりです。