秋田県鹿角市にある後生掛温泉。秋田県と岩手県の県境を成す八幡平の深い山の中、標高約1,000mに位置する温泉郷ですが、古くから「馬で来て 足駄で帰る 後生掛」と称されるほど効能に優れています。そんな後生掛温泉の裏手に広がるのが、今回紹介する後生掛自然研究路。大湯沼や大泥火山など、今なお活発に活動する火山現象の様子を間近に感じることの出来る迫力たっぷりの散策路が整備されていますので、今回はその魅力について紹介することとしましょう!

後生掛自然研究路って?

間近で見る火山活動に感動!秋田・後生掛自然研究路を散策しよう
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

後生掛自然研究路は、後生掛温泉の裏手に整備された全長約2㎞の自然遊歩道です。1周の所要時間は徒歩でおよそ40分ほど。

後生掛温泉の名前の由来ともなっている「オナメ・モトメ」の熱湯の噴出口や、紺屋地獄、大湯沼に日本一の規模を誇る大泥火山など、遊歩道には多くの見所があり、珍しい火山活動の様子を観察することが出来ます。

遊歩道を散策していると、至る所から蒸気が噴出する様子や、ボコボコと勢い良く源泉が湧き出す様子などを間近に見ることが出来ます。まさに地球が生きていることを実感するような迫力ある景観を楽しめるのが、後生掛自然研究路の一番の魅力です!

後生掛自然研究路のみどころ

そんな大地の息吹を感じるにはピッタリな後生掛自然研究路を1周ぐるっと巡る散策の旅へ、早速出発していきましょう!

今なお成長を続ける大湯沼!

間近で見る火山活動に感動!秋田・後生掛自然研究路を散策しよう
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

まず最初に見ていただきたいのは、こちらの大湯沼。後生掛自然研究路の入口にあたる後生掛温泉の建物の脇を抜けて、遊歩道の途中にある「しゃくなげ茶屋」から分岐する道を右手にずーっと進んで行くと、大湯沼へと到着します。

こちらは、面積およそ1haほどの泥湯沼ですが、なんと水温は83℃以上もあり、沼の至る所から高温の源泉が今もなお、活発に湧出し続けています!

間近で見る火山活動に感動!秋田・後生掛自然研究路を散策しよう
(画像=てっぴい トリップノートより引用)

上の写真のように、しばらく大湯沼を興味深く観察していると、所々で泥湯が勢い良く跳ね飛ぶ様子も確認することが出来て、とても面白いです。ちなみにこちらの大湯沼、実際に訪ねてみると大いに実感すると思うのですが、本当に激しく、今まさに火山活動が繰り広げられている場所でもあります。

大湯沼の西側は現在も拡大を続けている最中であり、以前には沼を1周取り囲むように遊歩道が整備されていたそうなのですが、危険な為、立入禁止になってしまったとのことです。