昭和から平成、令和と時代が変わり、社会の常識もずいぶん変化しました。けれどなかには、お金の価値観だけは昭和のままの人もいるようです。昭和世代が引きずりがちなお金の価値観を3つ紹介するので、心当たりはないかチェックしてみてくださいね。
お金は預貯金にしておくのがいちばん
まず挙げられるのが、「お金は預貯金にするのがいちばん」という考え方です。以前は「金利もつくし、お金は預貯金としてコツコツ貯めれば大丈夫」という考えが主流でした。しかし普通預金の金利を見てみると、1988年(昭和63年)の時点では0.26%だったのが、2021年(令和3年)には0.001%まで落ちています。
そのうえ、預金は物価が上昇するリスクに弱く、放っておくと資産が目減りしてしまう恐れがあります。
投資は危険、お金に余裕がある人がするもの
「投資は危険だし、お金のある人がすること」というのも昭和世代の価値観と言えるでしょう。預貯金への絶対的な信頼と関連して「投資はしないほうがいい」といった考えが定着していました。
とはいえ前述の通り、預貯金だけでは資産を増やすことができない時代になってきました。投資は効率的に資産を増やしやすいうえ、少額から始めることができる制度も増えています。NISAやiDeCoなど政府主導の制度もあり、誰でも投資をしやすい環境が整ってきています。