兵庫県の北部に位置する但馬は、食・温泉・景色・歴史を感じ、楽しめる関西の奥座敷です。内陸部は山陰の山の中、北は日本海に面し、山と海が楽しめるエリアでもあります。今回は関西でも人気のエリア、但馬をテーマ別で紹介いたします。
観る(城跡)
出石
但馬の小京都と言われる出石は、「古事記」「日本書記」にも登場する歴史ある町です。
城跡や家老屋敷が残っており、昔ながらの城下町の風情感じる町ですが、戦国時代には、織田信長の命により豊臣秀吉に攻められ落城に陥ったり、幕末には後に維新三英傑の一人に称される桂小五郎が潜伏した町として、日本の歴史も感じる事ができます。
「出石城跡」では、当時のまま残された高い石垣や、復元された隅櫓、登城門、登城橋などが見られます。城跡から直ぐに城下町となっており、町全体が当時の面影を感じさせる印象です。
「辰鼓楼(時計台)」がシンボル的な存在である町中では、古い町並みをそぞろ歩きしながら、買い物や食事を楽しめます。
竹田城
雲海に浮かぶ城として一躍有名になった「竹田城」。現在は標高353.7mの山の上に石垣だけが残されていますが、天守閣跡からは南北400m、東西100mの巨大な天守台の跡を見ることができます。
日本屈指の山城からは但馬の町並みや山々、川の流れなど、但馬の景色が大パノラマで見られて、こちらも爽快。
観る(自然)
滝
山陰の山の中に当たる内陸部では、大小様々な滝を鑑賞できます。中でも猿尾滝、天滝、霧ヶ滝は「但馬三名瀑」と称され、多くの人々がその雄姿を写真に収めるべく訪れます。
猿尾滝は県道脇にあり、ドライブの途中にふらりと立ち寄る事も可能です。
但馬海岸
日本海に面した海岸沿いでは、美しいビーチや奇岩など、山陰の海岸沿いでも屈指の景勝地が続く、おすすめドライブコースです。
また海岸沿いには多くの港町が点在しており、名物の松葉ガニをはじめ、季節の魚介類を楽しめる事も但馬海岸の魅力です。