「誰か助けて!」と言えるようになるために

他人に助けを求められずに、我慢し続け、自身の体調を崩してしまったら、事態はより深刻になってしまうだけです。悩みを抱えこまずに、「ちょっと聞いて」と言える勇気、「あの人に相談しよう」と思えるような心を手にいれませんか。具体的にどう考えればいいのか、ご紹介します。

ストレスから逃げることが大切!

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

困難に直面したとき、「逃げてはいけない」「逃げるのは弱さの表れ」なんて考えてしまい、ストレスを目いっぱい抱えてしまう人がいます。そして頑張れば頑張るほどに、精神に不調をきたしてしまう…。そんな悪循環に陥ってしまわないようにしなければいけません。

例えば、職場での人間関係がどうしてもうまく行かないときは、早めに異動を申し出たり、在宅勤務をお願いするなど、環境を変えることをしましょう。それは決して逃げ、ではなく、ストレスから離れる、と言い換えることができます。そして、「誰か助けて」と言いたくなるようなストレスの原因は、どこにあるのか考えてみましょう。ゆっくり頭を休め、原因を探しましょう。そうすれば、おのずと対処方法も見つけやすくなるはずです。

「誰か助けて」と言える自分を目指そう

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

「困難から逃げるな」「逃げるのは恥」という精神論と肩を並べる「人に頼ってはいけない」「人に頼ることは甘えだ」という概念も、根強いものがあり、私たちを苦しめます。小さい頃からこう言われて育ってきた人は、少なくありません。

けれども、この考えは生き方が多様になった現代では、人を追い詰めるだけです。頼れる親が近くにいない中、共働きをしつつ子供も育てる。そんな家庭も珍しくありません。近くに頼れる親がいないと、ただでさえ、子育ては大変なのに、その上、仕事もある。そんな大変なことを続けていれば、いずれ困難にぶつかってしまうでしょう。

事態が深刻になる前に、自分から助けを求める。それが生きていくのに必要な力だと、気づくことが必要です。自分が助けられたら、今度は、自分が助けてあげればいい。そう考えてみませんか。きっと助けを求めやすくなるはずです。

相談できる友達はいますか

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

普段から付き合いのある友達はいますか。誰かに助けて欲しいと思ったとき、思い浮かんだ人はいますか。他人に迷惑をかけたくないと思うかもしれませんが、勇気を出して、相談してみませんか。なぜなら、本当の友達というのは、あなたが頼ってきてくれたことを喜ぶはずだからです。そして一緒に考えてくれるのではないでしょうか。

その友達が悩みを抱えたときは、きっとあなたに相談に来るはずです。その積み重ねが信頼関係につながり、本当の友達となっていくのでしょう。もし真剣に話しを聞いてくれなかったら…残念ながら、本当の友達ではなかった、と思うしかありません。

「助けて」といえる人を求めよう

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

気軽に相談できる友達なんていない。そんな方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、同じ悩みを持つ人同士がつながるオンライン上での出会いはどうでしょうか。似た悩みを持つ人はあなたの周辺にいなくとも、ネット上にはたくさんいるはずです。発言に気をつけなければいけないのは、もちろんですが、ネット上での緩いつながりだと、自分の言いたいことが言いやすいと感じることもあるはずです。

また、行政やNPO法人も心強い存在です。職場の悩み、対人関係、家族の悩みなど、悩みに合わせて、さまざまな団体があります。メールでの無料相談を実施しているところもあります。誰かとつながることで、解決に向かうことがあります。「助けて」と言える場所、人をぜひ見つけて下さい。

どんな自分になりたいのか想像してみよう

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

苦しい状況にあるとき、周りが真っ暗で、どこをどう行けばいいのか、分からない。そんな状況に置かれるときもあるでしょう。しっかり休みを取り、頭が冷静になったときに、考えて見て下さい、自分がこの先、どうなりたいのかを。もう会社で働くのはイヤだ、という結論に達したならば、どうやって在宅で仕事をするか、前向きに考えるだけです。育児で手がいっぱいになってしまったら、誰に何を頼めば楽になれるのか、考えてみませんか。

未来のうまくいっている自分を想像してみて下さい。その自分に近づくためには、どんなことを始めたらいいのか、または止めたらいいのか、計画を立ててみましょう。きっと、前向きな気持ちになれるはずです。

小さなことから頼ってみよう

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

今まで自分で何とかやってきた人が、いきなり人に助けを求めるようになれるとは思えません。小さなお願いからチャレンジしてみませんか。

例えば、ワンオペで育児をされている方。夫が協力的でない、と腹を立てる毎日かもしれません。夫が変わってくれるように、お願いすることも大切ですが、すぐに期待できないことも多いでしょう。そんな時は、地域のファミリーサポートを利用してみませんか。登録している年配女性は、若い人の力になりたい、そう思っておられます。そして、子供の相手をしてくれる以上に、あなたの話を聞いてくれるはずです。子育ての相談から始まり、親しくなれば、夫の愚痴まで聞いてくれることだって。どんな人が来てくれるか分からないから不安、そう思う方もいると思いますが、まずは出会ってみなければ分かりません。子供が小学生になってからも、交流が続くこともあります。頼れそうなことから、始めてみませんか。

受援力を高めよう

我慢していませんか?「誰か助けて」と言える自分になろう!
(画像=PlusQualityより引用)

受援力という言葉、聞いたことがありますか。なじみの無い方がいらっしゃるかもしれません。もともとは、災害被災地で、ボランティア活動などを他の地域から受け入れるとき、必要としている援助はなにか、どこでどんな援助が必要かなど、現場で必要な助けの求め方を指していました。そして、その知恵は、人が悩みを抱えてしまったときも、使えることが分かりました。

つらいときは、一人で何とかしようと思わず、人に頼ることが大切です。だれにどんなことを相談しようか、をまず考えるのです。一人で抱え込むこと。これが、一番やってはいけないことです。「誰か助けて」と言えば、必ず応えてくれる人がいます。今必要なのは、そのひと言を言える勇気かもしれません。

提供・PlusQuality



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