美しいを表現する和の言葉とは

「美しい」と表す際に、もう少し捻った表現をしたいと思ったことはありませんか?日本語には、美しいを表現するおしゃれな和の言葉が、多く存在します。

景色や人物を表現する際に、忠実に表現できる古来からの言葉を知るとレパートリーも増えますよ。本記事では、景色・人間・四文字熟語に分けて、美しいを表現するおしゃれな言葉をご紹介しています。

美しいを表現する和の言葉《景色》

美しいを表現する素敵な言葉「佳夕」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
(画像=instagram(@keco360) Folkより引用)

佳夕は「かせき」と読み、美しい夕方を表現しているおしゃれな和の言葉です。

女の子の名前などにもあてられることがあり、その場合には「かゆう」と読みますよ。佳は、美しい・めでたい・優れているという意味です。

昼の明るさから夜の暗がりに移ろう夕暮れ時を、うまく表した綺麗な言葉ですね。黄昏時、何かおしゃれで凝った表現をしたい時などに使ってみてください。

美しいを表現する素敵な言葉「風光」

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風光は「ふうこう」と読み、自然の美しい姿を表現した言葉です。

また、似た言葉に「風光る」という言葉もありますが、春の強い光の中を風が吹く様を表しています。

風光るは春の季語ですが、風光は春以外でもオールシーズン使える表現なので覚えておくといいでしょう。

素晴らしい自然の景色を目の当たりにした際に使いたい、おしゃれな表現です。

美しいを表現する素敵な言葉「紫翠」

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紫翠は「しすい」と読み、緑色の木々の美しい景色を表現する言葉です。山の緑が美しい様を表した、紫幹翠葉という四文字熟語の略語でもあります。

また、紫翠自体も山の形容として使われることがあるので覚えておくといいでしょう。紫色の幹と翠の葉の瑞々しさを、おしゃれに表していますね。

美しいを表現する素敵な言葉「樹氷」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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樹氷は「じゅひょう」と読みます。氷点下に過冷却した濃霧などが、枝につき凍った景色を表した言葉です。

冬の時期、条件を満たしたときだけ見ることができますよ。一面真っ白な木々が連なった景色は、神秘的です。

実際に目で見ることが難しい景色ですが、おしゃれな和の表現として覚えておいて損はないでしょう。

美しいを表現する素敵な言葉「麗色」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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麗色は「れいしょく」と読み、のどかで美しい景色を表現したおしゃれな和の言葉です。また、人間の麗しい顔色を表す言葉としても使用できます。

麗は「うららか」とも読み、春の季語として使用されていますが、麗色は1年を通して使用することができる言葉です。

日本の四季は色鮮やかで、どの季節も美しいですよね。是非、麗色という言葉を使って四季を表現してみてください。

美しいを表現する素敵な言葉「星月夜」

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星月夜は「ほしづきよ」と読み、空に浮かぶ星が月のように美しく輝いている夜を、おしゃれに表した言葉です。

星月夜と言えば、画家のファン・ゴッホが描いた絵画が有名ですよね。星月夜は秋の季語であり、鎌倉を導く修飾語でもあります。

日本でも謡曲などで、古来から表現されている星月夜の美しさは、世界中で愛されていたんですね。

美しいを表現する素敵な言葉「桃源郷」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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桃源郷は「とうげんきょう」と読みます。桃林で囲まれている平和な場所で、俗界を離れた理想郷を表現した言葉です。

古来から使われており、言葉の由来は中国の詩人である陶淵明が書いた桃花源記という作品に基づいていますよ。

実際に存在しない場所ですが、例えとして美しい場所を「桃源郷」と使うことも可能です。

美しいを表現する和の言葉《人間》

美しいを表現する素敵な言葉「楚々」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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楚々は「そそ」と読み、清く可憐な様を表したおしゃれな和の言葉です。主に女性に対して使用される言葉で、中でも若い人についていいます。

また、若い女性だけではなく、飾り気がなく清らかな美しさを感じる景色なども表現できる言葉ですよ。

派手さはなく素朴だけれど、清らかな美しさがわかる綺麗な言葉です。

美しいを表現する素敵な言葉「淑やか」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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淑やかは「しとやか」と読みます。振る舞いなどに気品のあり、物静かな様を表した言葉です。淑やかは、若者から大人の女性まで使うことができますよ。

男女どちらにも使われることがありますが、淑やかの前に「お」をつける場合は、女性に対しての表現になることが多いようです。

また、淑やかは、おっとりとした・穏やかなという意味でも使われることがあります。

美しいを表現する素敵な言葉「麗しい」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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麗しいは「うるわしい」と読み、整っていて美しい様を表現しているおしゃれな和の言葉です。

どこか古風な響きの麗しいという言葉ですが、現代では日常会話で多用するとかえって失礼になる場合があります。

どちらかというと、日常会話で使うことは少なく文面などで使われることが多いです。文面で使う際も、適度に使用した方がいいでしょう。

美しいを表現する素敵な言葉「艶やか」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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艶やかは「あでやか」、もしくは「つややか」と読みます。あでやかの場合は、主に色っぽい女性に対して使われる言葉です。

つややかと読む場合には、つやがあり美しい状態を表現していますよ。同じ漢字を用いますが、このように意味が異なるので注意して使い分けましょう。

また、容姿だけではなく、花や作品などの誉め言葉としても使うことができます。

美しいを表現する素敵な言葉「端麗」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
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端麗は「たんれい」と読み、形が整っていることを表現した言葉です。

容姿端麗という四文字熟語は聞きなじみある方もいると思いますが、顔立ちやスタイルなどが整っていて、美しい様子を表現しています。

古い表現と思われるかもしれませんが、言葉自体に落ち着きがあり、誉め言葉として使える表現方法です。

美しいを表現する素敵な言葉「婉容」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
(画像=instagram(@arpege_flower) Folkより引用)

婉容は「えんよう」と読みます。言葉や行動に落ち着きがあり、おしとやかで従順な優しい女性を表している言葉です。

婉は、穏やか、柔和などの意味もあります。また、婉容といえばラストエンペラーの夫人として有名ですが、言葉の由来かどうかはわかっていません。

古い表現ではあるものの、洗練された綺麗な表現ですね。

美しいを表現する素敵な言葉「傾国」

「美しい」を表現する言葉を厳選。覚えていて損はない、言葉の響きも素敵な日本語
(画像=instagram(@kuralico) Folkより引用)

傾国は「けいこく」と読み、君主が国を危うくするほどの美しい女性を表現した言葉です。いわば、絶世の美女。

傾国の美女と使われる人物としては、世界三大美女の一人である楊貴妃が有名です。

心を奪われるほどの美しさを表す言葉ではありますが、あまりいい意味で使われることがないので、使う場面は気をつけましょう。