個人がPEファンドを購入するには?

方法は2つあり、一つはブラックロックが組成している「iシェアーズS&P上場プライベート・エクイティETF」に投資する方法だ。これは国内では野村証券の窓口のみで販売している。

もう一つは日興アセットマネジメントが運用している「日興アッシュモアグローイングマルチストラテジー」という投資信託に投資する方法だ。このポートフォリオの中で、スペシャルシチュエーション戦略の一つとしてPEファンドが組み込まれているため、間接的に投資することができる。

ただ当然リスクもある。気をつけたいのは、「流動性リスク」「Jカーブ効果」「価格の不透明性」の3つが挙げられる。「Jカーブ効果」は短期的に予想と逆方向に価格が動く現象のことである。投資をする際にはこうしたリスクを検討した上で取り入れることが必要だ。

国内で個人投資家がPEファンドに投資をする手段や情報は限られているのが現状だ。投資対象を増やす意味でも、PEファンドに関する情報提供が活発になることに期待したい。

文・ZUU online編集部/ZUU online

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