碧い渓流
抱返り渓谷の代名詞でもある、碧く美しい色をした渓流。抱返り渓谷のある玉川は、上流にある日本一の強酸性で知られる「玉川温泉」の影響で碧く、ときにエメラルドグリーンをしています。その美しさは一見の価値あり。
神の岩橋
「神の岩橋」は大正15年に建てられた秋田県で最も古い橋。この地の旧神代村・旧白岩村から一字ずつとり名付けられています。晴天の日には空が水面に映り込み、美しい景色を望めますよ。
茣蓙の石(ござのいし)
神の岩橋から少し歩くと、川の中に大きな岩が見えてきます。これは「茣蓙の石」と呼ばれ、平らな上面には茣蓙を数枚ほど敷けるよう。
遊歩道沿いのコケ、木のイス、湧き水
遊歩道沿いには柵上にはえたコケ、切り株のイス、湧き水飲み場があり、道中飽きません。湧き水は生水のため、ペットボトルなどに入れ持ち帰り、処理後に飲むことをおすすめします。
帝釈の岩屋(たいしゃくのいわや)
「帝釈の岩屋」は「抱返り大尺明神」が生まれ育った岩屋という説や、「帝釈坊」という鬼が住んだ場所などの説が言い伝えられる場所。カメラに収まりきらない迫力の岩壁です。
誓願寺の眺め
抱返り渓谷随一の景勝地「誓願寺」。その名称から、思わず「寺」を探してしまうのですが、ここでいう誓願寺は、寺の名前ではなく眺めのこと。誓願寺周辺の両岸は迫っていて、水が深い淵に流れるときに出る泡沫が、寺で焚くお香の漂い舞う様に似ていることから名付けられたんだそう。碧い水面に漂う泡沫がとても綺麗です。
3つのトンネル
ここまで歩いたら、ゴールまであと少し。冒険心くすぐられる手彫りのトンネルが3つ続いていますので、ここを抜けて回顧の滝に向かいましょう。抱返り渓谷の遊歩道は、以前木材を搬送していたトロッコ軌道を整備して遊歩道に利用しています。岩壁を人の手で切り開いたことを想像すると、感慨深い道のりです。
回顧の滝(みかえりのたき)
抱返り渓谷を代表する名瀑の「回顧の滝」。落差30m程。四季折々に異なる表情をみせ、女性が着物を着替える様や、白い絹布の懸した様にみえるといいます。その美しさから「また振り返り見たくなる滝」「回顧(みかえり)の滝」と名付けられたんだそう。ぜひ振り返り、見てみてくださいね。
食堂・売店
渓流散策を終えたら、入り口付近にある食堂で小休憩を。併設されている売店では、秋田名物の「いぶりがっこ」「有平糖」「もろこし」など取り揃えています。
周辺の観光スポットにも行ってみよう!
あきた芸術村
「あきた芸術村」は日帰り・宿泊ができる「温泉ゆぽぽ」や、郷土料理・地ビールを楽しめる食事処、ミュージカル観劇もできる「劇団わらび座」が揃うエンターテイメントリゾート施設。渓流散策でつかれた身体を癒したり、「田沢湖ビール」を堪能してみてはいかがでしょうか。「あきた芸術村」と角館間は、無料のシャトルバスも運行しているのでご活用ください。抱返り渓谷から車で約5分。
- 日帰り入浴(2016年10月現在):一般650円、小学生400円(大浴場10:00~22:00 小浴場12:00~22:00)
金峰神社
参道に立ち並ぶ、樹齢350〜800年以上の杉並木が壮厳な「金峰神社」。安政4年に建てられた仁王門には、杉の巨木一本で彫刻された「仁王像」が安置されています。抱返り渓谷から車で約15分。
角館・武家屋敷
約400年の歴史が今もなお受け継がれている、角館の武家屋敷。多くの京文化が散りばめられた町並みは、まるで京都を歩いているような気分にさせてくれます。抱返り渓谷から車で約15分。
- 角館の武家屋敷のくわしい紹介記事は、こちらをご覧ください。
田沢湖
秋田の観光スポットといえばココ!「田沢湖」。日本で最も深い湖として知られ、瑠璃色の湖面に浮かぶ「たつこ像」が美しい場所です。秋田に旅行するなら一度は訪れたい観光名所ですね。抱返り渓谷から車で約25分。
いかがでしたか?
抱返り渓谷は遊歩道が整備されており、小さな子どもも大人と一緒に散策を楽しめます。しかしながら「神の岩橋」より先は砂利道で、ときに転落事故やクマ出現の報告も聞かれます。散策時は歩きやすい靴で、スズなど音のなる物を身につけて訪れてみてくださいね。
提供・トリップノート
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