コーヒー豆の焙煎と風味の関係について
風味を損なわず精製された豆も【焙煎】という過程を踏んでいきます。
この焙煎もコーヒーの風味を醸しだすのに重要な作業の1つなのです。コーヒーの焙煎度合い(ローストレベル)は8段階に分かれ、『その豆に相応しい焙煎度合い』というものが存在します。
焙煎のメカニズムは生豆のなかの成分に熱を加え化学変化を起こさせ、酸味や苦味、さらには香りを際立たせるのです。ベストな焙煎をされたコーヒー豆。
ここからコーヒー豆の風味を守るのは消費者である私たちになります。
購入したコーヒー豆の管理もコーヒーの風味に関係していきます。
コーヒーの風味を落とさないためにできること
コーヒー豆は収穫された段階から精製、焙煎、そして飲まれるまで酸化していきます。
先述しましたが、酸化したコーヒー豆は品質が低下し、風味が損なわれてしまうのです。購入したコーヒー豆が酸化しているかどうかは、なかなか見分けづらいと思います。
やはり最初に頼りになるのは『嗅覚』です。焙煎したばかりの豆というのは芳醇な香りを放ちますが、酸化した豆というのはやや酸っぱい匂いがします。
実際に酸化した豆でコーヒーを淹れると不快な酸味が口に広がります。これはどんなに良い豆でも起こりえることなので保存方法は正しく行いましょう。
コーヒー豆は生鮮食品!? 意外と知らないベストな飲み頃と保存方法とは
コーヒー豆は直射日光に弱く、空気に触れさせることも酸化に繋がってしまいます。
また、高温多湿の場所にも弱く、コーヒーを保存する際はコーヒーキャニスターなどの専門の保存容器をおすすめします。
コーヒー豆は焙煎した3、4日後が一番美味しいと言われ、賞味期限は焙煎後2~3週間と言われています。
コーヒー好きには必須の感覚『風味』について
『風味』というのは他の味とは別個の味ではなく、じつは美味しさの集合体、総評のようなものです。
コーヒーの産地や収穫年、焙煎度合いなどを特に意識してない人にとって、コーヒーの風味を感じるのは難しいことだと思います。
ですが、コーヒーの風味を感じられるようになれば『自分の好きな豆』が見つかり、今よりコーヒーを飲むことが楽しくなります。
僕も色々な産地のコーヒーを飲みましたが、正直『風味』という感覚を完全には掴めていません。
しかし「なぜ、こんなに色々な豆が売っているのか?」「なぜ、同じコーヒー豆なのに価格差があるのか」その疑問はコーヒーの風味に隠されているのでしょう。
提供・Cafend
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