骨盤の広さが違うの?難産型の特徴
太りすぎている
難産型の特徴としてはまず太りすぎているということが挙げられます。骨盤が広い、お尻が大きい=太っているということではありません。太りすぎてしまうと身体だけではなく産道にも脂肪がついてしまいます。普通の産道でも狭いのに、そこにさらに脂肪がついてしまうため産道はかなり狭くなってしまいます。
産道が狭ければ赤ちゃんは通りづらくなりますので、難産になる可能性が高まってしまうのです。さらに、太りすぎは妊娠高血圧症候群も引き起こす可能性もありますので、太りすぎには注意しなkればなりません。
痩せすぎている
難産型の特徴は太りすぎとご紹介しましたが、逆に痩せすぎていても難産になる可能性が高くなります。痩せている方は骨盤も狭い傾向にありますので、赤ちゃんがスムーズに出てくることができません。また、痩せている方は貧血になりやすいという特徴もあります。
妊娠していない方でも貧血の時にはフラフラして力が出ませんよね。分娩の時に体力が低下すればそれだけお産にも時間がかかりますし、お産の時に大量の出血をしてしまうこともあります。妊娠している時にはつわりや身体の不調で食欲がないということもあるかもしれませんが、体重の減りすぎにも注意しなければなりません。
高齢出産
一般的には35歳を過ぎた出産は高齢出産と呼ばれます。高齢出産は、様々なリスクを伴うことになります。多く知られているのがダウン症児が産まれる可能性が高まるということだと思いますが、流産や早産、妊娠高血圧症候群になる可能性も高まります。妊娠高血圧症候群は赤ちゃんの命にも関わりますので、注意が必要です。
高齢出産はこういったリスクも高まりますが、難産になる可能性も高まります。産道や周囲の血管は年齢を重ねるとともに硬くなるため、赤ちゃんが産道を通りにくくなり、お産に時間がかかります。子宮の収縮も弱まりますので微弱陣痛となり、お産が長くなることも。
また、出産はとにかく体力勝負ですが、年齢を重ねると体力もなくなりますので、これが微弱陣痛の原因となることもあります。体力がなくなればうまくいきむこともできないため、お産に時間がかかり難産となります。
逆子
難産型の特徴には赤ちゃんが原因となることもあります。お腹の中の赤ちゃんが逆子の場合は難産になる可能性が高くなります。普通赤ちゃんは子宮口の方に頭が向いていますが逆子の場合はお尻、足が子宮口の方に向いているため、産道をスムーズに通りぬけることができません。
逆子で自然分娩をすると、足やお尻などの体が先に出てきて産道には頭が残った状態になってしまいます。そうなると赤ちゃんの脳に酸素が届かないため、脳性まひ、重症の場合は仮死状態で産まれてくるといったこともあります。分娩寸前まで逆子という場合には、帝王切開になることもあります。
安産の特徴を知り、やっておくべきこと!
バランスの良い食事を心がける
安産体型の特徴10選、難産型の特徴などをご紹介してきました。特徴10選を知ったうえで、妊娠中にできることをご紹介していきます。まずはバランスの良い食事を心がけましょう。妊娠初期でつわりなどがひどく食事ができないという時には無理して食べることはありません。体調が落ち着いたら食生活にも気を付けましょう。
安産には太りすぎには注意しなければなりませんので、体重管理も必要です。妊娠中は思うように運動などをすることができませんので、食生活を見直すことが必要です。ただ太ってしまったと食事を抜くと糖尿病などになってしまう可能性もありますので、1日3食しっかり食べることも大切です。
できるだけ外食は控え、低カロリーの和食を中心とした食事がおすすめです。体を温めてくれる食材などもうまく取り入れると良いでしょう。間食はできるだけ控え、どうしても食べたいという時にはゼリーやのりなどカロリーの低いものにするなど工夫してみましょう。
身体を冷やさないよう心がける
先ほどご紹介しましたが、冷えは早産や難産になるリスクを高めます。お産をスムーズにするには身体を冷やさないことはとても大切です。冬場は靴下を履いたり、腹巻をしたり防寒をすると思いますが、夏は暑いと油断してしまいがちです。部屋がエアコンで冷えていたりすると身体が冷えてしまいます。夏でも注意しましょうね。
体重管理
毎回の健診で体重測定し、増えすぎているようであれば病院で指導を受けるということもありますが、体重管理をしっかりしましょう。元々の体型により推奨されている増加体重があります。この体重を目安にして体重管理をするようにしましょう。
推奨されている増加体重
BMI18.5未満(痩せ気味)→9~12㎏
BMI18~24(標準体型)→7~12㎏
BMI25以上(太り気味)→5~7㎏
適度な運動
体重管理のためにも、ストレスを発散するためにも無理しない程度に身体を動かすようにしましょう。お腹が大きくてもできる骨盤矯正ストレッチや安産体操、マタニティヨガやスクワットなど妊婦の方でもできる運動もあります。
運動が苦手という方は、ウォーキングなどでも構いません。ある程度歩けば体力もアップします。ぜひ、身体を動かしリフレッシュしましょう。
リラックスしてマタニティライフを楽しむ
妊娠中はとにかくリラックスしてマタニティライフを楽しみましょう。色々なことを考えすぎて不安になってしまうとストレスも溜まりやすくなってしまいます。ストレスを溜めるのはママにとっても、赤ちゃんにとっても良いことがありません。
妊娠は人生でそう何度も頻繁に経験するものではありませんので、その貴重な時間を楽しみましょう。大きくなるお腹を写真におさめたり、マタニティアートなどをして記念に残しておくのも良いでしょう。赤ちゃんと一緒にゆったり散歩を楽しんだりするのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?安産体型や安産だった方の特徴、難産型の特徴をご紹介しました。安産には骨盤の広さなどが大切ですが、太りすぎはもちろん痩せすぎも難産になりやすい傾向にあります。バランスの良い食事を心がけながら、体重管理をしっかりしましょう。標準体型こそ安産体型だと言えます。
また、安産体型の特徴としては筋肉があることも挙げられます。さらに、出産は体力勝負ですので、安産体操やスクワットなどで筋力や体力をアップすることもおすすめです。骨盤矯正のストレッチもやっておくと良いでしょう。
安産体型と体型だけを気にするのではなく、ストレスを貯めない、身体を冷やさないということも大切です。身体を温めたり、リラックスして過ごすことも心がけましょう。そうすることで、安産に近づくことができますよ!
提供・BELCY
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