キリマンジャロ・コーヒーの味と特徴〜華やかな柑橘の香り〜

キリマンジャロコーヒーの味と特徴【華やかな柑橘の香り】
(画像=Cafendより引用)

キリマンジャロは、キリマンジャロ山やオルディアーニ山という山の中腹、1,500〜2,500mでの栽培が盛んで、高品質だとされています。雨季には降雨量が多く、また高峰の特徴である寒暖差が激しさから、コーヒーの栽培に向いている土地と言えます。

コーヒーの栽培は1900年頃からと歴史が古く、 タンザニアという地域が認知されていなかった時代はアフリカのハブであったイエメンに運ばれ、「モカ」ブランドとして世界へ輸出されていたそうです。

キリマンジャロのコーヒー豆は、アフリカらしい華やかな香りが特徴。柑橘類のフレーバーが強く、また花の香りやアーシーさなども含んでいるために「野性味溢れる」なんていう表現がされることも多いです。コクや苦味は比較的抑えめで、シングルオリジン(ストレートコーヒー)として提供されることが多く、ブレンドベースに用いられることは少ないでしょう。

キリマンジャロの豆はタンザニアコーヒー協会が生産や販売の統括をしています。アラビカ種コーヒー豆の品質基準はサイズスクリーニングによるもので、大きいものから順にAA、A、B、Cとランク分けがされています。日本で「キリマンは豆が大きい」と言われることが多いのは、それが高品質豆だと判断されて輸入されているからなのです。

キリマンジャロ・コーヒーまとめ

キリマンジャロコーヒーの味と特徴【華やかな柑橘の香り】
(画像=Cafendより引用)

キリマンジャロ、改めタンザニアのコーヒーは、「柑橘や花などの華やかさ」「野性味」が特徴と言えるでしょう。ヘミングウェイの影響で日本での人気が特に高く、タンザニアはイギリスとの関係性が大きいことから、ブルーマウンテンと並んで「英国王室御用達」の宣伝文句もよく使われていたそうです。

近年では農園などによって区別して風味を楽しむことが人気。そのため現在「キリマンジャロAA」などとと表現されているスペシャルティコーヒーが、農園の名前や地方で区別されて再評価される日がくるかも。

今後は「キリマンジャロ」という呼称は古いものへと変わっていくのかもしれません。


提供・Cafend

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