新しいトレーニングプログラム『SENSORY EDUCATION TRAINING』とは?
スペシャルティコーヒーの品評会の中でも、注目度が高い「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」のトレーニングプログラムとは、いったいどのような内容なのでしょうか?
時代に沿ったトレーニングプログラム
新型コロナウィルスの影響はあらゆる分野におよんでいますが、「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」の活動も例外ではありません。品評会やオークションなど、インターネットに依存せざるを得ない状況はいまだに変わることがありませんが、この度、新しい教育プログラム「SENSORY EDUCATION TRAINING」が提供されることになりました。
「SENSORY EDUCATION TRAINING」はオンライン上で開催されるため、カッピング技術を向上させたい参加者は、より専門的な知識とスキルを自宅に居ながらにして学べます。この新しい教育プログラムは、これまでコーヒーを評価するコーヒーカッパーに対して独自のトレーニングプログラムを提供してきた「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」にとって、新たな試みになるでしょう。
「SENSORY EDUCATION TRAINING」の内容は?
2021年5月開催予定の「SENSORY EDUCATION TRAINING」では、「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」の品評会で最高責任者ともいえるヘッドジャッジのスコット・コナリー氏をはじめ、そのほかのトレーナーからカッピングの知識を学ぶことが可能です。
トレーニングプログラムに申し込むと、開始日の前に3つのローストサンプル、サンプルの配置手順、スコアシート、公式カッピングスプーンなどのグッズが入ったボックスが参加者たちのもとに郵送されます。
初日はスコット・コナリー氏の特別プレゼンテーションで幕を開け、スコアシートを使用してカップとスコアを付ける方法が説明されます。その後、郵送された受賞歴を持つコーヒーをカップに入れて、実際にスコアを付けていくことに。その際、参加者たちはコーヒー専門家のグローバルコミュニティのカッピングスコアと比較して、カッピングスコアを評価することができます。
そうして完成したスコアシートは、「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」のイベントコーディネーターのもとへ返却しなければなりません。スコアシートを提出した後は、トレーニングプログラムの主催者側からカッピングスキルについての個別評価を受け取ります。
トレーニングプログラムの期間中、参加者たちは特別なビデオセッションにアクセスして、スコット・コナリー氏に質問する機会が与えられます。さらに、What’sAppグループを介して、他の参加者たちと直接通信することもでき、世界的なコーヒーコミュニティの一員であることを実感できるでしょう。トレーニングプログラム終了後には、「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」の教育プログラムからコースの修了証明書が発行されます。
おわりに
1999年にはじめて行われた品評会から20年以上経ったいま、「Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス)」は、新しいトレーニングプログラムである「SENSORY EDUCATION TRAINING」を通して長年の歴史の中で培われた知識を伝えようとしています。
カッピング技術を学びたい、スキルを向上させたい人にとって今回開催されるオンライントレーニングはまたとないほどすばらしい機会になるでしょう。残念ながら2021年5月開催分の参加者募集は閉め切られてしまったようですが、気になる方はぜひ今後の動向に注目してみてはいかがでしょうか。
提供・Cafend
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