(本記事は、佐藤達夫氏の著書『外食もお酒もやめたくない人の「せめてこれだけ」食事術』=株式会社ウェッジ、2020年1月18日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

塩辛さをあまり感じない加工食品に注意!

食塩には「腐敗を防ぐ」という重要な役割があるし、食品加工上、食塩が不可欠な物もある。そのため必然的に加工食品は食塩を多く含むことになる。魚の干物・魚卵加工品・野菜の漬物・畜肉の加工品(ハム・ベーコン・ソーセージなど)などは、食べたときに塩辛いので食塩が多いことは推察できるだろう。

これらをできるだけ控えるのはもちろんだが、舌で塩辛さを強く感じなくても、食塩含有量が高い加工商品もある。たとえば、パンや麺やスナック菓子類、そしてちくわやかまぼこなどの水産加工品などがこれに当たる。

当然といえば当然なのだが、食べ物に味を付ける調味料類にも食塩が含まれている。みそやしょうゆなどの和風調味料に食塩が多いことはよく知られているが、マヨネーズやケチャップやサラダドレッシングなどの洋風調味料にも食塩が少なからず含まれている。これらは、すでに味がついている料理にプラスして使ったり、無意識に多量に使ったりすることが多い点で注意が必要。

主食の中で食塩がほとんど含まれてないのはご飯(白飯)だが、「味付きのご飯」にすると、いきなり食塩含有量が高くなる。チャーハン・五目飯・寿司などはかなり食塩が多い。白飯でも汁をかけてある物は食塩が多くなる。たとえば、牛丼や天丼やカツ丼、おかず(梅干しや塩サケなど)をのせたお茶漬けも意外に食塩が多い。

塩辛さをあまり感じない加工食品に注意!
(画像=書籍より)
外食もお酒もやめたくない人の「せめてこれだけ」食事術
佐藤達夫(さとう たつお)
1947年千葉県千葉市生まれ。1971年北海道大学水産学部卒業。1980年から女子栄養大学出版部へ勤務。月刊『栄養と料理』の編集に携わり、1995年より同誌編集長を務める。1999年に独立し、食生活ジャーナリストとして、さまざまなメディアや各地の講演で「健康のためにはどのような食生活を送ればいいか」という情報を発信している。日本ペンクラブ会員、前食生活ジャーナリストの会代表幹事、元女子栄養大学非常勤講師(食文化情報論)。著書に『食べモノの道理』(じゃこめてい出版)ほか多数。

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