「1週間だけお金を貸して!」友人や同僚からそうお願いされたら、気軽にお金を貸してしまう方もいるでしょう。しかし、その方はお金を返さない常習犯かもしれません。
住宅ローン担当者として、お客様から数多くのローン相談を受けた元銀行員が、「この方にお金は貸せない……」と感じたお客様の特徴をお伝えします。
お金に無頓着な方
相談ブースに訪れた、仲の良さそうなご夫婦。奥様がてきぱきと資金計画を話される横で、旦那様が優しい目で見守っています。
「このご夫婦なら問題なくローンが組めるだろう」、一見して感じました。
しかし、ご夫婦は言いました。「他の銀行では審査が下りなかったんです」。
いろいろと伺ってみたら、実は旦那様が奥様に内緒でカードローンを借りていたことが発覚!旦那様は穏やかなのではなく、ただお金の管理に興味がない、お金に無頓着な方だったのです。お金に興味を持たない方は、意外と浪費癖があるのかもしれません。
クレジットカードやカードローンの管理ができていない
お金にルーズなお客様に多かったのが、クレジットカードやカードローンの管理ができていないこと。どのカードでいくら出費しているのかを把握できていないので、口座残高や支払いの管理も不十分です。
こんな方にお話を伺うと、カード支払いがたびたび遅れていることを教えてくださいます。お金を貸す側としては不安しかありませんよね。誰かにお金を貸してと言われたら、カード類やお金の管理ができているのか確認してみるといいでしょう。
まじめそうな方
ローン担当になって2年目の頃、グレーヘアのまじめそうな紳士がカードローンの申し込みに来店されました。中堅企業に長くお勤めされていて、社会的なステータスもありそうです。
「このような紳士なら問題なく審査に通るだろう」、そう感じました。しかし、即却下!詳しいことは聞けませんでしたが、どうやら多重債務に苦しんでいる様子でした。人は見かけによりません。