北海道の総鎮守、北海道神宮。札幌市の中心部にありながら、緑豊かな自然スポットとして札幌市民の憩いの場にもなっています。一年を通して美しい自然を感じることができ、色とりどりの野鳥やかわいらしいエゾリスの姿も見られる境内に、参拝後はここにしかない焼き餅がいただける六花亭茶屋など、参拝+αのお楽しみがある北海道神宮ですが、今回はもっと癒やされもっと御利益を受けられる方法を伝授したいと思います。初めての方も、何度も訪れている方も、ぜひこの記事を読んで足を運んでみてください!

はじめに

【札幌】知っていたらもっと楽しめる!パワーと癒やしの北海道神宮
(画像=トリップノートより引用)
【札幌】知っていたらもっと楽しめる!パワーと癒やしの北海道神宮
(画像=トリップノートより引用)

北海道の開拓期、明治4年から北の大地を見守り続けてきた北海道神宮。参拝客の多さは北海道随一で、初詣の際の駐車場待ちの車行列は札幌の年始の風物詩となっています。

この場所に社殿を構えるにあたっては風水を利用し、京都の街並みを参考にしたとも言われています。言われてみれば京都も札幌も碁盤の目のような街並みですね。雪深い北の大地でありながら、東京以北最大の経済発展を遂げているのはこの風水によるところが大きいのだとか。

お祀りされている神様は四柱(柱とは神様の数で、一人二人ではなく柱の数で数えます)で、商売繁盛・交通安全・金運・勝負運・恋愛運・縁結びなどにご利益があると言われています。

  • 大国魂神(おおくにたまのかみ):北海道の国土の神様
  • 大那牟遅神(おおなむちのかみ):国土経営・開拓の神様
  • 少彦名神(すくなひこなのかみ):国土経営・医薬・酒造の神様
  • 明治天皇(めいじてんのう) :近代日本の礎を築かれた天皇

円山公園・円山動物園に隣接し、桜の名所としても知られる北海道神宮は、札幌市民にとってかけがえのない癒やしスポットでもあります。

境内への入口は交通手段によってさまざま!

北海道神宮へ行くには、車か地下鉄かJRバスを利用する人がほとんどでしょう。どの方法で行くかによってくぐる鳥居が変わってしまうことをご存知でしたか?

地下鉄で行く場合

地下鉄東西線「円山公園駅」で下車し、3番出口より15分ほど歩くと「公園口鳥居」が見えてきます。「公園口鳥居」をくぐると、神宮境内でももっともパワーの強い場所と言われている「開拓神社」が見えてきます。

JRバスで行く場合

【札幌】知っていたらもっと楽しめる!パワーと癒やしの北海道神宮
(画像=トリップノートより引用)

北一条・宮の沢通り沿いの神宮前停留所で降車すると、目の前に第二鳥居がそびえています。本殿へまっすぐと伸びている表参道にある大きな鳥居なので、ここを第一鳥居と認識している人も多いですが、実は第二鳥居にあたります。

こちらの鳥居は「縁切り」の御利益があると言われているため、切りたい悪縁のある人には良いですが、大切な人と一緒に行く際には注意が必要です。夫婦やカップル、家族で参拝に行くなら一人ずつくぐること、時間を空けてくぐることに注意を払ってください。

車で行く場合

南一条通り(裏参道)沿いにある東駐車場(北海道神宮南一条駐車場)は、70台が停められる有料駐車場です。ここに車を停めて第三鳥居から境内に入っていくと、金運上昇や商売繁盛に御利益があると言われています。

【札幌】知っていたらもっと楽しめる!パワーと癒やしの北海道神宮
(画像=トリップノートより引用)

北一条・宮の沢通り沿いにある170台が停められる西駐車場(北海道神宮駐車場)は、参拝者のみ無料で停められます。時間帯や曜日によっては渋滞も覚悟してください。ここに駐車すると、参拝者の休憩所「六花亭神宮茶屋店」の横を通ってそのまま本殿へと行けます。つまり、鳥居はくぐりません。

第一鳥居はいったいどこ!?

【札幌】知っていたらもっと楽しめる!パワーと癒やしの北海道神宮
(画像=トリップノートより引用)

広大な北海道神宮の境内ですが、社殿が建てられた明治期のこのあたりは農耕地帯で、参道入口はさらに数キロも先の街の中心部寄りにあったのです。現在の北1条西25丁目、宮の沢通りに突如として現れるひときわ大きな鳥居が第一鳥居にあたります。

車で行く場合には知らない間に通り過ぎている可能性があるので、気がついたら車中からではありますが、神様にご挨拶すると良いかもしれませんね。