コンビニ業界トップのセブンイレブンは、平均年収も業界トップなのでしょうか?また、一般的な平均年収との差や今後平均年収がどう変化するかも気になる所です。この記事では、そんなセブンイレブンの平均年収事情を探ってみました。

セブンイレブンの平均年収は競合他社とほぼ同じ?

セブンイレブン(セブンイレブンジャパン)の平均年収は、一般的な平均年収や同業他社と比べてどのような感じでしょうか?

親会社のセブン&アイ・ホールディングスの平均年収は極めて高い水準

その一つのヒントとなるのが親会社のセブン&アイ・ホールディングスの「有価証券報告書(2019年度)」です。それによれば、セブン&アイ・ホールディングスの平均年収は743万9,465円。同年の民間給与実態統計調査による平均年収は436万円であることを考えると、極めて高い水準と言えます。

セブンイレブンの年収モデルケースは同業他社とほぼ同じ

ただ、セブンイレブンはそのグループ会社ですから、平均年収は親会社と異なる可能性があります。では、求人情報サイト「doda」に登録するセブンイレブン社員の年収をチェックしてみましょう。

それによれば、年収のモデルケースは360万円~790万円。競合他社であるローソンが公表した2019年の平均年収が653万円、ファミリーマートが公表した同年の平均年収は619万6,000円ですから、セブンイレブンの平均年収はそれらとほぼ同水準と思われます。

ただ、それでも一般的な平均年収と比べればかなり高い水準と言えるでしょう。

セブンイレブンの年収は20~30代で特に高め

先述した「doda」では、セブンイレブンの年収モデルケースとなる年齢層が低いこともわかります。具体的に言えば、年収モデルケースの全てが20~30代なのです。にもかかわらず、平均的なモデルケースの年収は500万~600万円台と高めです。そのことから、セブンイレブンは若いうちから高い給料をもらえ、各種手当などの福利厚生が充実したやりがいを持ちやすい会社であることがうかがえます。

ただ、一方で「30歳以降は昇給ベースがゆるやかになる」「評価が高いと臨時賞与が出る」などのコメントもあり、30代以降は仕事の能力や成果によって年収が左右される様子もうかがえます。そのことから、年収が伸び悩む人の中には転職を検討する人もいるようです。