【愛情不足の子供】愛されず育った大人はどうなるのか
愛情不足の子供がそのまま大人になるといろいろな弊害が出てきます。親の愛情を欲するという事は人間の基本的な欲求です。その基本的な欲求を否定されることがどれほど子供の心と体の健康をむしばんでいるのか、周りの大人は気づかなければいけません。
子育ては簡単ではありません、親もストレスがたまることがあるでしょう。でも、子供はストレスのはけ口ではないし、親がなんでもしていい所有物でもありません。
子供の人格を認めて、愛情をかけてあげないと、子供時代だけでなく大人になってからもその子は苦しみ続けることになるのです。ここでは子育て中に親から十分な愛情をもらえなかった人がどんな大人になるのか、特徴を紹介していきます。
【愛情不足の子供】特徴①他人との距離感が分からない
愛情不足で育った子供は、大人になってからも「人との距離感」が分かりません。どこまで心を許していいのか分からないでしょうし、受け入れてもらえたと思ったら、急になれなれしくなることもあります。
コミュニケーションの取り方がよく分からない特徴があるので、初対面の人でもプライベートな事をベラベラ喋ったり、それで変な顔をされると急にその人を遠ざけてしまったり。とにかくちょうど良い距離感が分からず苦労します。
コミュニケーションは一方的に自分の気持ちを伝えようとすることでも、理解できないからといって遠ざけることでもありませんよね。こんな事が繰り返されるとさらに自信を失い、1人でいるようになったり、殻に閉じこもるようになってしまいます。
【愛情不足の子供】特徴②批判に耐えられない
愛情をもらえずに育ってきた子供は自尊心が乏しいと言いましたが、自分に自信がないので相手からの「批判」に耐えられないところがあります。自分に自信がある人は他人に何と言われようと、物事をやり遂げたり、そもそも批判をはねつける力があります。
1人が批判や文句を言っても、ちゃんと自分にとって大切な人に愛されている記憶と自信があれば、どうという事はないのです。一方、愛されたことがなければ、人が自分をどう思っているかがとても気になり、そして一回一回落ち込みます。
時には、「そんなの言われなくても分かってる!」とどこにもぶつけようのない怒りを爆発させるかもしれません。人生は楽しい事ばかりではありませんが、人の言う事を一つ一つ気にしていればこんなに生きにくい事はありません。
生きていくうえで揺るがない自信は親からもらう愛情が元なのかもしれませんね。
【愛情不足の子供】特徴③何かに依存する
愛情不足で育った子供は、親が子育てを卒業した後も、親の影を追い求めます。この親の影は親でなくてもよくて「自分を愛してくれる人」を探します。
幼いうちから彼氏や彼女を作って、恋人に依存する恋愛依存。友達がいないと何もできない「友達依存」人ではなくものやギャンブルに依存する場合もあります。
何か、いつもそこにあるものの存在を求めるのです。1人になることに対して異常に恐怖を感じ、恋人からひどい事をされていても、「この人がいなくなったら!」という不安が勝ってしまって、別れられません。
一つの事に異常に執着する、恋愛していないと生きていられないというような執着心は親からの愛情不足が原因な事が多いのです。
【愛情不足の子供】特徴④恋愛や夫婦関係に支障を来す場合も
愛情不足で育った大人は人との距離感やつながりを保つのが苦手な傾向にあります。それは恋愛やより関係が密接となる夫婦関係にも影響を及ぼしかねません。
恋人への依存度が高まるほか、相手を信じられないことやより多くの愛情を求めることによるパートナーへの嫉妬や浮気が多発するケースが多いことが挙げられます。
また、パートナーとの間に子供が生まれた場合、その子供に対しても嫉妬心が生まれ子供への愛情を持つことが難しいと言われることもあるようです。
【愛情不足の子供】ママが大好きだというメッセージ
子供は「ママが大好き」です。アダルトチルドレンといって、虐待されている子供も、「ママが大好き」赤ちゃんから子供の世界はママが世界の中心なのです。ママが大好きという気持ちを子供はいろいろな形で訴えてきます。
ワガママを言っては「ママが大好き」嘘をついて「ママが大好き」大嫌い!と癇癪をおこしては「ママが大好き」これ全て「ママが大好き」という子供の意思表示です。それを受け止めきれずに、子育て中悩むお母さんも多いでしょう。
いつしか、本当に「この子は私を困らすためだけに生きてる!」と思うようになるかもしれません。でも、子供はママが大好き。つたない言葉や、態度でなんとかママが大好きだという気持ちを伝えようとしています。
「ママが大好き」という言葉は使わないかもしれません。それでも、ママの注意を引こうとしているのです。疲れていても、忙しくても1日のうち少しだけでも1対1の時間を作って改善していきましょう。子供が精神的に落ち着くには十分すぎるほどの愛情が必要です。
【愛情不足の子供】子供への愛情の伝え方
愛情不足がもたらすリスクについて紹介してきました。しかし、自分は愛情を持って育てているとしても必ずしもそれが100%子供に伝わるとは限りません。
では、そういった愛情不足をどうすれば防ぐことができるのでしょうか。
【愛情不足の子供】愛していても伝えなければ伝わらない
子供を愛さない親、確かにいない事はないです。でも、愛情不足の子供を持つ親の多くは…子供を愛しているけど愛し方が分からない。愛しているのにどうして愛情不足なんて言うの?と思っています。たとえ愛していても、愛情は伝えようとしなければ伝わりません。
子供が求めているのはママの愛、パパの愛。いくらおじいちゃんおばあちゃんに愛されても、先生に気に入られていても、親の愛を感じられなければ、やはり子供の性格は歪んでしまうのです。
ママが大好き、パパが大好き、この気持ちを受け止めてあげることが改善の第一歩です。
【愛情不足の子供】肌と肌が触れ合うスキンシップが重要
肌と肌のふれあいによるぬくもりは子供に大きな安心感を与えることができます。これは幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンという成分や心を安定させるセロトニンという成分の分泌を促すからです。
1日1回、たった数分でも構いません。
子供をハグしてあげたり頭をなでてあげたりするスキンシップを習慣化してみてください。
子供がある程度大きくて恥ずかしがるようであれば声をかけるタイミングで肩に手を添えたり、「いってらっしゃい」と背中を軽く押してあげたりしてみてください。
【愛情不足の子供】できたことや努力の過程を褒める
「褒める」という行為は子供に対して認めて受け入れてあげていることを伝える手段です。
褒められることで子供は自分に自信を持ち、失敗を受け入れ自主性を持っていろいろなことに取り組むことができるようになります。
ただ単に結果に対してだけ「よかったね」と褒めるだけでは意味がありません。親が共に喜び、何がよかったのかを具体的に伝えてあげることが大切です。また、「上手くいかなかった」ことに対してもその結果を踏まえてつつ、チャレンジした姿勢や取り組んだ過程について認めてあげましょう。
注意していただきたいのは、褒めるだけしかしないこと。叱らずに誉めるだけしかしないのは、自分の間違いを認められないように育ってしまったり、子供のチャレンジ精神をそいでしまったりということになりかねません。
できたこと・結果が出たことに対してはしっかりと褒め、できなかったことに対しては次へのチャンレンジに繋がるようサポートをし、メリハリを持って子供を褒めるようにしていきましょう。
【愛情不足の子供まとめ】ただ抱きしめるということ
子育てはとても楽しいもの。でも同時にとてもストレスがたまるものでもあります。
おかあさんも周りに頼れる大人がいたり、話を聞いてくれる友達がいればストレスをためることもないかもしれませんが、夫も仕事で話を聞いてくれない、両方の両親が遠いところに住んでいるなど1人で子育てをため込んでいるお母さんもいるでしょう。
そんな時、辛く当たってしまうのは一番近くにいる「子供」子供は頭が良いのです。お母さんが大変な事はちゃーんと分かっています。だけど「ママが大好き」という気持ちは受け取ってもらいたいのです。
起きている間ずっと遊んでほしいけど、遊ばなくても愛情不足にはなりません。ただ抱きしめてあげる時間、短くても子供と対峙する時間があれば、愛情不足を感じて育つことはありません。
子育て論にがんじがらめになって、どんどん自分を追い込むママがいますが、難しい事は考える必要ありません。人は人。よそはよそ。ただ子供を抱きしめる時間を作るだけで子育てはうまくいくはずです。
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