仕事が上手く行かなかったときや人間関係が上手く行かなかったときなど、人は大きなストレスを感じます。ストレスは体によくないことは知られていますが、実は太る原因にもなっているそうです。今回は毎日5分の習慣でストレス太りを防ぐ方法をご紹介します。
それ、ストレス太りかも!
ダイエットをしているのに思ったよりも痩せないときってありますよね?食べ過ぎが原因なのか、それとも元々痩せにくい体質なのか・・・。痩せない原因は人それぞれですが、最も身近な原因は『ストレス』ではないでしょうか。
ストレスで!?と思うかもしれませんが、実はストレスが原因で太ってしまっている人は多くいるそうです。
最近太ってきたという人は、ストレスを疑ってみるといいかもしれませんね!今回はストレスで太る原因、そしてしストレス太りを防ぐための朝5分の習慣をご紹介していきます。
ストレスで太る原因は?
適度なストレスは体にとって必要ですが、それが重なってしまうと不調を招きやすくなります。その結果、暴飲暴食がおきて『ストレス太り』になるそうです。
特に女性は25歳前後からストレスが原因の肥満になりやすいといわれています。女性には生理や出産などがあるため精神的に不安定なりやすく、ストレスを多く感じてしまうそうです。
ストレスを感じている女性に多いのが『エモーショナルイーティング』。これは肉体的には栄養もカロリーも足りているのに、食べたいという欲求が止まらなくなってしまう状態のことです。人は食べているときに幸せを感じるようにできています。そのため、食べることでイライラなどのストレスを解消しようとするそうです。
食欲を増進する原因は、ストレスを感じたときに脳から分泌される『コルチゾール』にもあります。コルチゾールは睡眠時以外は常に分泌されていますが、暑さ寒さや身体的なストレスを感じたときには特に多く分泌されます。このとき脳が危険と判断し、ストレスを和らげるために食欲を増進させるそうです。
以上のことからスムーズに痩せるためには、ストレスをできるだけ溜めない、ストレスを上手に解消することが大切だといえます。
ストレスの3つの段階
ストレスには3つの期間があります。期間によって痩せやすくなったり太りやすくなったりするそうです。
1.警告期
交感神経が活性化され食欲が増進するホルモンが分泌されます。しかし同時に胃酸の分泌に異常がでるため、食欲が抑制されるそうです。この期間は代謝も向上するので、痩せやすくなります。
2.抵抗期
ストレスに負けないように、食欲を増進します。人によっては過食になる場合もあるそうです。この状態が長く続けば、あっという間に太ってしまいます。
3.破綻期
ストレスが限界を超えると体調不良やうつになり社会生活ができない状態になります。生死に関わるので至急対策が必要です。
ストレス太りを防止する習慣①:朝5分ストレッチ
ストレスが溜まると筋肉が固まり血流も悪くなります。毎朝ストレッチをして筋肉をほぐせばリラックスして一日をはじめられるでしょう。ここでは朝向けの簡単なストレッチをご紹介します。どれか一つでもいいですし、1分ごとに種目を変えてもOKです!
背中のストレッチ
- 背筋を伸ばし椅子に座ります。腕は水平に真っすぐ伸ばし両手の指を組んでください。
- 息をゆっくり吐き出しながら上半身を前に倒します。できるだけ無心で全身の力を抜いてやると、よりストレッチされます。
- 息を吐ききったら最初の姿勢に戻りましょう。
首のストレッチ
- 背筋を伸ばし椅子に座ります。全身の力は抜きましょう。
- 右手を左側頭部にあて、ゆっくり右側に頭を傾けます。
- 逆側も同じようにやってみてください。
- 前後の動きは手を使わずにやります。
- 最後に首を大きくゆっくり回します。首に痛みや違和感があるときはやらないようにしましょう。また、ポキポキと音をならすことも危険なのでやめてください。
股関節のストレッチ
- 椅子に座り右脚を左膝の上にのせます。右手は右膝、左手は左脚にあてます。
- 右手で右膝をゆっくり体重をかけるように押します。股関節を意識してください。
- 左脚も同じようにやってみましょう。
腕・腹のストレッチ
- 椅子に座り左腕を上げて肘を曲げます。頭の後ろで右手で左肘を握ってください。
- その姿勢のまま上半身を右側に傾けます。
- 反対側も同じようにやってみましょう。