関東地方有数の観光地・小田原。小田原といえば難攻不落の城「小田原城」がとても有名ですね。本記事では筆者が実際に半日ほどで散策をした小田原城とその周辺の歴史スポットをご紹介します。

歴史さんぽのスタート地点!小田原駅

歴史さんぽのスタート地点である小田原駅にも実は隠れた歴史スポットが西口、東口共に存在します。まずは、駅周辺を散策してみましょう。

小田原駅・西口ロータリー「北条早雲公像」

小田原駅西口ロータリーにあるのが「北条早雲公像」です。北条早雲(ほうじょうそううん)とは、戦国時代に相模国(現在の神奈川県)を統一した人物で、小田原城の城主です。

令和4年(2022年)のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で取り上げられる北条氏とは残念ながら無関係。鎌倉時代の北条氏と分けるため、北条早雲をはじめとする戦国時代の北条氏のことを後北条氏あるいは小田原北条氏と呼んでいます。

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(画像=あやか 小田原駅・西口ロータリー「北条早雲公像」、トリップノートより引用)

西口ロータリーにある「北条早雲公像」は高さ5.7メートル、重さはなんと7トンの日本最大級の銅像です。北条早雲の火牛の計(※)の様子がモチーフとなっています。

※火牛(かぎゅう)の計とは、牛の角に刀剣をくくりつけ、牛の尾に火付けて、敵陣に突撃させる戦法のこと。

小田原駅・東口通路「二宮金次郎(尊徳)像」

小田原駅東口通路にあるのが「二宮金次郎(尊徳)像」です。

【神奈川】半日あれば大丈夫!小田原城とその周辺を歴史さんぽ♪1.jpeg
(画像=あやか 小田原駅・東口通路「二宮金次郎(尊徳)像」、トリップノートより引用)

栢山村(現在の小田原市)出身の二宮金次郎は、江戸時代末期に関東から南東北の農村復興に尽力した人物です。東口通路以外にも、報徳二宮神社などにも像が建てられています。