笑顔の裏で”シンデレラボーイ”ゆえの苦悩も

EXOと聞いて、真っ先に思い浮かべるメンバーを聞かれたら、韓国では俳優として認知度の高いD.O.(ド・ギョンス)かもしれないが、EXOのメインボーカルとしてはベッキョンの名が挙がるのではないだろうか。

韓国アイドルの実力は、個人でも総合でも甲乙つけがたいハイレベルさである事を踏まえても、ベッキョンの歌唱力はずば抜けているように思える。

SMエンターテインメントの練習生の中で、1年未満という異例のスピードでグループに合流、デビューとなったのは、ベッキョンが初めての事だった。特に中高音域から超高音域の、体中から弾け出るような彼の声は、一度生で聴いたら忘れられないほど人を魅了する。

日本でもトレンドに浮上 ‘ソロ歌手・ベッキョン’ 偉業の裏に隠された努力家の顔
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EXOメンバーが認めるほど、天才的な能力を持っていると言われているベッキョン。

しかし、練習生期間が短かった彼には、彼なりの苦悩があった。有名なエピソードとして『Wolf』リリース当時、1位を獲得してメンバーが号泣する中、ベッキョンは「下積みの短い自分が、何年も頑張ってきたみんなと一緒に、泣いたり喜んだりしていいのだろうか」と感じたのだという。

人知れず血のにじむような努力をしているのは、ファンなら誰しもが知っている。ダンス経験がなかった分、誰よりも遅くまで練習していた事、グループのメインボーカルを任されると言われ、寝ずにボイストレーニングをしていた事‥。

そして、誰よりもファンを大切にしている事。

中堅アイドルグループとなった現在も、まめにライブ配信を行い”モッパン(食事しながら放送すること)”では、ファンのアドバイスを受けながら出前を注文する姿など、とても身近に感じられるような振る舞いをしてくれる。そんな彼の新譜を、ファンが「彼に1位を取らせてあげたい!」と思うのも納得である。

ベッキョンの美声が約2年も聞けなくなるなんて、実に残念だ。

EXO

EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後中国人メンバー3人が脱退して現在の9人体制になっている。

提供・Danmee



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