歴史・アートスポット番外編:新島のモヤイ像

新島の特産品「新島ガラス」の原料であるコーガ石。現在では、新島とイタリアのリーパリ島でしか採掘できない大変貴重な石です。同じくこのコーガ石を原料とし、新島内の至る所にある石像が「モヤイ像」です。
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(画像=tripnote.jp モヤイ像、トリップノートより引用)
「モヤイ像」の始まりは、離島ブームが始まった昭和40年代。新島の名物といえば「くさや」で、その他の多くはラベルだけが新島という商品が店頭に並んでいたとのこと。本当のメイド・イン・新島のお土産を作らなければと、大後友市(だいごゆういち)氏と地元の友人たち、そこに“よそ者”と呼ばれる島外の仲間たちの手によって、コーガ石を原料とした「こけし人形」を制作したことがきっかけでした。 その後、新島の観光シンボルとなるものを作ろうと「モヤイ像」が誕生したのでした。 「新島モヤイ像物語」の詳細についてはこちらをご覧ください。 島内を歩いていると、様々な表情をしたモヤイ像に出会うことができます。 写真:あやか 道路脇に所狭しと並ぶ「モヤイ像」 新島でしか出会うことができない個性的なモヤイ像の数々を楽しんでみてはいかがでしょうか。 ## 楽しみ方【4】島グルメを堪能する ### おすすめ島グルメ①:島寿司 「島寿司」とは ・八丈島から伝わった伊豆諸島の伝統的なお寿司。 ・独自のタレに着けた白身魚をネタとする。 ・冷蔵機器流通以前の伊豆諸島で保存食として広がり、現在では伊豆諸島の郷土料理として愛されている。 長い歴史を持つ島寿司を頂けるお店が「栄寿司」です。
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(画像=あやか、「栄寿司」外観トリップノートより引用)

島内で最も飲食店が多い本村に位置し、地元の人のみならず観光客にも大変人気です。筆者が訪問したのはランチタイムでしたが、開店30分前から並びあっという間に行列に。筆者は運良く3組目でお店に入ることができました。開店一巡目で入りたい場合は最低でも30分前に並ぶことをおすすめします。

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(画像=あやか、お吸い物とセットになった島寿司(税込1,900円)、トリップノートより引用)
上のお写真が「栄寿司」で頂ける島寿司です。上からメダイ、カンパチ、金目鯛となります。島寿司は、わさびではなくネタの上にちょこんと乗っているカラシが特徴的。島寿司とカラシとの相性が良く口の中であっという間に溶けてしまいます。美味ですよ♡ ### おすすめ島グルメ②:アシタバ(明日葉) 「アシタバ」について ・新島の豊かな自然と島民たちの手によって丹精を込めて作られた新島ブランド野菜の一つ。 ・“今日摘んでも明日、新しい葉が出る”といわれるほどの成長力。 ・古くから不老長寿の薬草と言われている。 ・美味しさの秘密は、農薬を一切使っておらず、こまめに水をやり、柔らかい新芽だけを収穫しているところ。 ・一年通して収穫することができ、島民の食卓を彩っている。

アシタバの天ぷらと和え物

筆者はアシタバを使用したお料理を、楽しみ【2】の③で紹介した「新島村温泉ロッジ」に併設するレストラン「みかさ」で頂きました。
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(画像=あやか、レストラン「みかさ」の様子、トリップノートより引用)
筆者は「新島村温泉ロッジ」へ宿泊したのですが、こちらへ1泊2食付きで宿泊予約をすると「みかさ」で夕食と朝食を頂くことができます。アシタバを使用したお料理を頂いたのは夕食です。
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(画像=あやか、レストラン「みかさ」の夕食、トリップノートより引用)
上のお写真の右端にあるのがアシタバの天ぷら、そして煮物の隣にある小鉢がアシタバの和え物です。アシタバの苦味が良いアクセントになっており、とても美味しいですよ!

アシタバアイス

アシタバを使った意外なグルメもあります。それがアシタバアイスです。アシタバアイスは、東京都武蔵村山市にあるアイス工房ヴェルテの毎朝搾りたての生乳を使用したこだわりのアイスクリームと、新島産のアシタバペーストが一緒となったアイスクリームです。 アシタバとアイスクリームって正直どうなんだろうと思いましたが、せっかくなのでチャレンジしてみることに。カップの蓋を開けると見事にアイス全体がアシタバの緑色。
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(画像=あやか、新島のアシタバアイス(税込300円)、トリップノートより引用)
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(画像=あやか、フタを開けるとなんと緑色!!、トリップノートより引用)
気になるお味はというと、爽やかでさっぱりとした仕上がり。アシタバの苦味は一切気になりません。 アシタバアイスは、新島港船客待合所内にある売店や後ほど楽しみ方【5】で紹介する「手焼牛乳煎餅池村製菓」などで購入することができます。
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(画像=あやか、トリップノートより引用)
待合所であれば、自由に使えるテーブルやイスがありますので、アイスを購入しそこですぐに食べることができます。
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(画像=あやか、待合所2階のテーブルとイス、トリップノートより引用)
アイスですし、お土産というよりもその場で食べてしまった方が良いでしょう。 ### 新島内には気軽に寛げるカフェも♡ 新島内には気軽に寛げるカフェがいくつかあります。その中で筆者がおすすめするのが、新島で1913年から続く和菓子屋さん「御菓子司紅谷(べにや)」に併設する「CAFE BENI」。
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(画像=あやか、「CAFE BENI」外観、トリップノートより引用)
軽食やドリンクはもちろんのこと、島民に愛される和菓子もこちらで頂けます。おすすめはどら焼き。
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(画像=あやか、アイスコーヒー(税込250円)とどら焼き(税込130円)、トリップノートより引用)
伝統の極上つぶあんをふわふわの生地ではさんでおり、口の中いっぱいにその美味しさが広がります。 ## 楽しみ方【5】お土産を購入する ### 購入すべきお土産①:牛乳せんべい 1964年の創業当時より新島銘菓のお土産を製造・販売をしている「手焼牛乳煎餅池村製菓」。
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(画像=あやか、「手焼牛乳煎餅池村製菓」外観、トリップノートより引用)
こちらで購入すべきお土産は牛乳せんべいです。
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(画像=あやか、昔ながらのパッケージが可愛い「牛乳せんべい」(箱入り・15枚/税込650円)、トリップノートより引用)
瓦せんべいのような風体をしていますが、中身を開けてびっくり。焼き印されている言葉や絵がとてもシュールです。筆者が新島を訪れたのはちょうど元号が令和に変わったころで、令和の文字が焼き印されていました。
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(画像=あやか、焼き印が面白い!、トリップノートより引用)
そして池村製菓では、新たな商品の開発も。それが2013年6月に新島ブランドとして認定されたあしたばせんべい。島グルメでもご紹介したアシタバですが、お煎餅にもなっています。
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(画像=あやか、アシタバがせんべいにも!!(袋入り・6枚/税込320円)、トリップノートより引用)
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(画像=あやか、「新島あしたばせんべい」にも焼き印あり!、トリップノートより引用)
アシタバの苦味も気にならず食べやすくなっていますので、牛乳せんべいと合わせてお土産として購入してみてはいかがでしょうか。 ### 購入すべきお土産②:島唐辛子 風味豊かな辛さと香りが特徴的な新島産の島唐辛子。朝摘みの唐辛子を特殊製法で作り上げた逸品です。
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(画像=あやか、島唐辛子/青唐一味(税込740円)・赤唐一味(税込670円)、トリップノートより引用)
赤唐辛子は風味豊かで料理全般に、青唐辛子は、青唐独特の風味があり、お刺身等生物に合います。辛いもの好きの方には是非購入して頂きたいお土産の一つです。島唐辛子は比較的どのお土産屋さんでも売っています。お土産屋さんの詳細についてはこちらをご覧ください。 ## 伊豆諸島・新島への行き方 伊豆諸島・新島へは、飛行機か船で行くことができます。船は、東京・竹芝桟橋あるいは静岡・下田から、飛行機は東京・調布飛行場からのみとなっています。詳しくは下記をご覧ください。
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(画像=あやか、港に停泊する船、トリップノートより引用)

◎船の利用について ①東京・竹芝桟橋から 大型船(約8時間半)あるいは高速船(約2時間半) 詳しくは東海汽船のサイトを。 ②静岡・下田を利用から 大型船(約3時間) 詳しくは神紙汽船のサイトを。

◎飛行機の利用について 東京・調布飛行場から(約35分) 詳しくは新中央航空のサイトを。

この記事を書いたトラベルライターから一言

いかがでしたでしょうか。今回初めて新島を訪問した筆者。

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(画像=あやか、トリップノートより引用)

どこを歩いても綺麗な海が続きます! 大変満足な新島旅でしたが、一つだけ残念だったことがあります。新島のお土産で最も有名なのは「くさや」なのですが、筆者は「くさや」が苦手なため購入できませんでした…。離島ブームの昭和40年代から新島の名物といえば「くさや」で、島内どこのお土産屋さんにも様々な「くさや」商品が置いてありました。本記事で紹介できず、申し訳なく思っております。もし、本記事を読んで新島へ行ってみたいなと思った読者の方で「くさや」が好きな方がいれば、新島の「くさや」を是非購入してほしいなと思います。(あやか)

提供・トリップノート



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