調布飛行場から約35分、竹芝桟橋から高速船で約2時間半で訪れることのできる伊豆諸島の一つ、新島。東京都とは思えない美しい海があり、サーファーに人気の島です。本記事では、新島の楽しみ方を5つご紹介します。

楽しみ方【1】自然を満喫する

自然スポット①:羽伏浦海岸

新島の東側、約6.5kmの白い砂浜が特徴の「羽伏浦海岸(はぶしうらかいがん)」。

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(画像=PIXTA、羽伏浦海岸、トリップノートより引用)
ハワイのノースシェア並みのビッグウェーブが押し寄せることから、近年はサーフィンのメッカとして、国内はもとより海外にも広く知られており、毎年プロやアマチュアのサーフィン大会が開かれるほど有名です。
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(画像=あやか、羽伏浦海岸/少し天候が悪かったのですが、それでもこの青色です◎、トリップノートより引用)
その歴史は古く、言い伝えによれば、平安時代末期の武将・源為朝(みなもとのためもと)が1156年の保元の乱に敗れ、18歳のときに伊豆大島に流されますが、1159年の平治の乱以後、21歳で自ら代官となってなって大島を治めます。27歳のとき、伊豆の島々を巡り、そのとき為朝がこの海岸から上陸したとされています。 海岸の正面にあるメインゲートは、SNSを通じてフォトスポットとして広く知られており、大変人気です。
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(画像=あやか、羽伏浦海岸のメインゲート!、トリップノートより引用)
新東京百景にも選ばれている、美しいこの海岸をぜひ一度訪れてみては。 ### 自然スポット②:黒根海岸 船で新島港を訪れた際、最初に出会う美しい海岸が「黒根海岸」です。島の玄関口である「黒根海岸」には、新島港船客待合所(売店あり)、屋外シャワー、トイレが整備されており、とても便利です。
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(画像=あやか、黒根海岸と新島港船客待合所、トリップノートより引用)
目の前にある桟橋では、釣りをすることもできます。「日本の水浴場88選」に選ばれています。 ### 自然スポット③:間々下海岸 透明度が非常に高く、シュノーケリング好きに人気のある海岸が「間々下海岸(まましたかいがん)」です。
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(画像=あやか、青い空と青い海が目の前に!、トリップノートより引用)
海岸の端にそびえる崖が特徴的です。
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(画像=あやか、間々下海岸、トリップノートより引用)
日陰になる場所が少ないのでパラソルなどを持参したり、飲み物も用意しておくと良いでしょう。また、後ほど紹介する「湯の浜露天温泉」の近くにあるので、海岸で遊んだ後は気軽に温泉へ行くことができます。 ### 自然スポット④:本村前浜海岸 新島港から北に約4kmほど続く海水浴場「本村前浜海岸(ほんそんまえはまかいがん)」。「日本のベストビーチ55選」にも指定された美しいビーチです。
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(画像=あやか、本村前浜海岸、トリップノートより引用)
比較的波が穏やかなため、子連れでも安心して楽しめますし、売店やシャワーなどの施設も完備されています。また、海の先にある無人島・地内島を望むことができます。
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(画像=あやか、本村前浜海岸、トリップノートより引用)

自然スポット⑤:新島親水公園

新島特産の世界的にも珍しいコーガ石と水の調和をテーマに造られた公園が「新島親水公園」です。

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(画像=あやか、新島親水公園、トリップノートより引用)
こちらの公園の水は、新島村向山で育まれた自然水を井戸から汲み上げて利用しています。公園はとても広く、空気も綺麗で、のんびりと過ごすことができます。
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(画像=あやか、新島親水公園、トリップノートより引用)
公園内にある「レストハウス」では、お食事をすることができます。
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(画像=あやか、トリップノートより引用)

楽しみ方【2】温泉を堪能する

温泉スポット①:湯の浜露天温泉

ギリシアの古代神殿を思わせる展望露天風呂が魅力の「湯の浜露天温泉」。

写真:あやか 湯の浜露天温泉 その造形美を楽しめることに加えて、太平洋を一望できてしまいます。また「湯の浜露天温泉」は、なんと24時間営業且つ無料で入浴することができます。

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(画像=あやか、ギリシアの古代の神殿みたい!、トリップノートより引用)
水着で入る温泉ですので、海水浴を楽しんだ後に入浴するのが良いでしょう。男女の更衣室、シャワーも完備されています。また、温度が異なる6つの湯舟が用意されており、リフレッシュに最適です。 ### 温泉スポット②:新島村温泉ロッジ 新島内にある唯一の温泉宿泊施設が「新島村温泉ロッジ」です。
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(画像=あやか、「新島村温泉ロッジ」外観、トリップノートより引用)
宿泊先でものんびりと温泉を楽しみたい人におすすめ。館内も全体的にウッド調になっており、木の温もりを感じられます。村の中心地から離れた場所にありますが、静かに過ごしたい人にはぴったりです!宿泊希望の方は、こちらをご確認ください。 ## 楽しみ方【3】歴史やアートを学ぶ ### 歴史・アートスポット①:新島村博物館 1998年7月19日、新島村の自然・歴史・民俗・芸能・農漁業などを総合的に展示した博物館として「新島村博物館」が開館しました。常設展示は、旧新島郷土館から寄贈された資料が中心となっています。
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(画像=あやか、「新島村博物館」外観、トリップノートより引用)
館内の中心部には、新島出身の植松三郎平が考案した棒受網(ぼううけあみ)という漁の様子を再現したジオラマ模型が展示されています。
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(画像=あやか、館内中央にある、昔の漁法を展示したもの。原寸大である。、トリップノートより引用)
2階には、サーファーの島らしく、開館当時からの特別展として、日本やハワイなどの草創期のサーファーたちの手作りボードの展示もあります。
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(画像=あやか、サーフボードの展示もあります!、トリップノートより引用)

歴史・アートスポット②:新島ガラスアートセンター

新島の新しい文化の育成と産業・観光等の振興・活用を図るため、新島村と新島ガラス協会によって1988年より運営されている「新島ガラスアートセンター」。

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(画像=tripnote.jp 「新島ガラスアートセンター」外観、トリップノートより引用)
地元の技術者さんが制作をした新島ガラスを購入したり、広々としたガラス工房内でガラス制作を体験することができます。ガラス制作では、スタッフの方が丁寧に指導してくださるので、誰でも気軽に制作することができます。旅の思い出&お土産にぴったりです! ### 歴史・アートスポット③:新島現代ガラスアートミュージアム 「新島ガラスアートセンター」に併設している施設が、1996年より運営されている「新島現代ガラスアートミュージアム」です。
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(画像=tripnote.jp、「新島現代ガラスアートミュージアム」外観、トリップノートより引用)
「新島現代ガラスアートミュージアム」は、新島国際ガラスアートフェスティバルで制作された貴重な作品や、世界の現代ガラス界を代表する作家のガラス作品などが展示されています。非常に大きな作品から小さなものまでその種類は豊富で、50点以上もあります。
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(画像=あやか、トリップノートより引用)

その時の来訪者の数にもよると思いますが、運が良ければスタッフさんが作品の解説をしてくれます。普段なかなか見ることができない、新島ガラスの世界をたっぷりと楽しむことができます。