「ヨーグルトは健康に良い」というイメージありますね! 最近は、スーパーに行くと、「~菌が入ってて効果的です」と書かれたヨーグルトが山ほどあります。

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(画像=『味覚ステーション』より引用)

どのヨーグルトに、どんな機能があるのでしょうか?多すぎて分かりません・・・

今日は、いろんな市販品のヨーグルトに含まれる「菌の種類」と「健康への効果(一覧表)」に関するお話です!

ヨーグルトの定義とは?

ヨーグルトって、いったい何のことでしょうか? 牛乳を腐らせたらヨーグルトになる??

⇒いいえ、ケフィアです。ヨーグルトにはなりません。(ケフィアは関係ないのでスルーしてください・・・)

国際食品規格(コーデックス規格)によると、ヨーグルトとは

乳酸桿菌のブルガリア菌「ラクトバチルス・ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)」と乳酸球菌のサーモフィラス菌「ストレブトコッカス・サーモフィラス(Streptococcus thermophilus )」の2種類で乳酸発酵しているもの

と定義しています。

つまり、ヨーグルトを作るのに必要な菌は(一般的に)「ブルガリア菌」と「サーモフィラス菌」の2種(どっちも乳酸菌)となります!

※最近は、”「あらゆる乳酸桿菌属と乳酸球菌のサーモフィラス菌」により発酵したもの”もヨーグルトの一種とするようになりました。

ちなみに、日本でのヨーグルトは「発酵乳」を指していて、「乳を、乳酸菌または酵母で発酵させてもの」とされています。日本の定義としては、ヨーグルトの菌は、乳酸菌か酵母であれば何でもOKのようです!結構、ざっくりな定義ですね!

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(画像=『味覚ステーション』より引用)

明治ブルガリアヨーグルトのLB81とは?

私は、ヨーグルトといえば「明治ブルガリアヨーグルト」を一番に想像します。ロングセラー商品ですね!

さて、ここで問題です。明治ブルガリアヨーグルトに使われている「LB81」とは、何の菌でしょうか?

明治ブルガリアヨーグルトの「LB81」は、「2種類の菌」のこと

「LB81乳酸菌」は ・ブルガリア菌(Lactobacillus bulgaricus)2038株
・サーモフィラス菌(Streptococcus thermophilus )1131株
を組み合わせて作った乳酸菌のことなのです!

どちらの菌も、ヨーグルトの本場のブルガリアで伝統的に使われている菌です!

※ちなみに、「LB81」は乳酸菌の菌株ナンバーに由来しています。 ・「LB」は乳酸菌を意味するLactic Acid Bacteriaの頭文字。
・「81」は使用菌株であるブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌
1131株の末尾番号を組み合わせたもの、です。