残業のせいで結婚相手とうまくいかなくなった人も7割

結婚している夫婦にとっては、残業が夫婦関係を脅かす理由になることはあるのでしょうか?同じ質問を、結婚相手との関係から答えてもらいました。

Q. あなたは残業が長いことが原因で、結婚相手とうまくいかなくなった経験がありますか?

1位 相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある      30.9%

2位 一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある      29.5%

3位 うまくいかなくなった経験はない            21.8%

4位 けんかになったことがある               13.6%

5位 相手から迷惑をかけられた・我慢をさせられたことがある 12.7%

残業が原因で、結婚相手とうまくいかなくなった経験がある回答者(「結婚経験がない」「答えたくない」は除く)は69.8%。実に、約70%の人が、長時間残業を理由に、夫婦関係をこじらせてしまった経験を持っているという衝撃の事実がわかりました。

長時間残業は、恋愛中だけではなく、結婚後の夫婦関係さえ左右するファクターとなってしまうのです。

相手に我慢をさせている人が50%

Q. あなたは残業が長いことが原因で結婚相手とうまくいかなくなったときに、どう対応しましたか?

1位 相手に我慢してもらった       49.5%

2位 残業を減らす努力をした       36.0%

3位 上司(または社内の誰か)に相談した 17.1%

4位 特に何もしなかった(保留にした)  13.5%

5位 諦めて仕事に集中した           12.6%

6位 転職した              11.7%

さきほどの恋愛中のケースと同様にこれらの回答を筆者なりに分類してみましょう。

その場しのぎ型が約50%。放置型は13.5%。マイナス対応型が12.6%。積極的対応型が約65%。恋愛中には約54%だった積極的対応型が、結婚している夫婦の間では約65%に上昇しました。マイナス対応型も、約15%から約13%に、ほんの少しですが下落しました。

放置型もマイナス対応型も、限りなく「ゼロ」に近づいてほしいというのが筆者の本音ではありますが、実際は、仕事をしている本人が、残業を楽しんでいるのかどうかが、相手との関係を左右するファクターになるのではないかと思っています。

プレミアムフライデーを利用したのは12人

残業を減らし、積極的にワークライフバランスを追求する試み「プレミアムフライデー」。

アンケート回答者220人のうち、導入から2カ月でこの制度を利用したことがある男女は5.5%、たったの12人程度でした。また、勤務先でプレミアムフライデーの制度が導入されているのに、「仕事が終わらない」「自分は利用しなかった」というケースが合わせて12.8%もありました。

制度があっても利用するかどうかは本人次第ということなのか、それとも、上司や職場の雰囲気次第ということになってくるのでしょうか。

残業が必要なのか、恋人や夫婦関係に時間を割くべきなのか、本人が迷ってしまうということもあると思います。ただ、7割もの人が「長時間残業で恋愛がうまくいかなかった」と経験している事実を直視して、ワークライフバランスを考えていけるといいですよね。

文・林 立恵/DAILY ANDS

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