クランチをしているのに、お腹が凹まない!それは根本的なやり方が間違っているせいかもしれません。正しいクランチのやり方、組み合わせるべきトレーニングを知れば、最短1週間でだるだるのお腹を変えることができます。クランチで、効率的にお腹を凹ませる方法を伝授していきましょう。

クランチとは?鍛えられる腹筋は?

クランチは数ある腹筋運動の中でも、基礎として絶対におさえておきたい種目です。パーソナルトレーニングなどでも、比較的最初に取り入れることが多く、筋力のない女性やトレーニング初心者でも取り入れやすいのが特徴。

一見、地味な動きですが、コツをしっかりおさえれば、お腹を凹ませ、腹筋をうっすらと割ることも可能なトレーニングです。

クランチでは、腹筋表面の上部を引き締めることができます。アンダーバスト部分がぐっと引き締まるので、ボディラインにメリハリが生まれます。

とてもオススメな腹筋トレーニングの一つですが、クランチをしているけどお腹が凹まない・・・というお悩みも少なくありません。一体どうしてなのか、間違ったクランチの特徴と本当に効くクランチのやり方をご紹介していきます。

お腹が凹まないクランチ(1)足に力が入っている

クランチの基本姿勢は、両足を床から浮かせて行います。もし、足裏を床につけ浮かないようにしていたり、足首をおさえてもらってクランチをおこなっているなら、それは間違いです。

そのフォームは、体育の時間に行った腹筋運動「シットアップ」に近いです。足裏が床についていると腹筋はほとんど使われません!腹筋よりも、前ももの筋肉の大腿四頭筋を使うことになり、前ももが張ってしまうことになりかねません。

同時に、腸腰筋にも負担がかかるので、腰痛の原因になることがあります。

お腹が凹まないクランチ(2)100回を目標にしている

腹筋運動というと、どうしても回数を重視してしまいがち。1日50回、100回腹筋する!といった内容を目標にするのは、効率的ではありません。

クランチの回数をこなすと、持久力はつきます。しかし、肝心の腹筋にもさほど負荷がかかっておらず、お腹を思うように凹ませることはできないのです。

それに毎日100回もクランチをしていると、腰痛になりやすくなってしまうかも。疲労も溜まります。すごく疲れたのに、全然お腹が凹まない!もうトレーニングしたくない!となってしまう要因にもなるので気を付けたいですね。

お腹が凹まないクランチ(3)背中が浮いている

正しいクランチでは、背中を大きく浮かせません。実は、肩甲骨あたりまでを浮かせた方が、腹筋上部にじっくり効いてきます。

完全に浮いてしまうと、これも「シットアップ」に近くなります。背中を浮かせるために腕や肩の力を使ってしまい、お腹の力が抜けてしまう方も多いです。そうなると、お腹を凹ませる効果も減ってしまいます。

可動域が大きい方が、トレーニングをしている気になりなるため、しばしば間違ったフォームが生まれます。注意してみましょう。